2006 Fiscal Year Annual Research Report
e^3-プロダクトライフサイクルマネジメントに関する研究
Project/Area Number |
17310095
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
由良 憲二 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (50158341)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 晴雄 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (20111693)
高田 昌之 電気通信大学, 情報基盤センター, 助教授 (10272759)
森重 功一 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (90303015)
石井 昌宏 大東文化大学, 経営学部, 講師 (90323881)
山田 哲男 電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (90334581)
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Keywords | PLM / ICT / 履歴情報データベース / 循環型生産システム / 自律加工 / 3D-CAD / リサイクル / 派生証券 |
Research Abstract |
本研究は、環境志向(ecology-oriented)の下で、電子情報通信技術(Electronic ICT)をベースに、製品使用者(end-user)も製品ライフサイクルで重要な役割を担うと認識し、製品使用履歴情報を活用したe^3-プロダクトライフサイクルマネジメントシステムを考究するもので、本年度の研究実績は以下の通りである。 1)使用者、生産者、販売者、リサイクル業者といった各主体からアクセスされるグローバルデータベースと、各主体のみが参照できるローカルデータベースとについて、それぞれデータ項目を明らかにし、製品部品情報データベースのためのハードウエアを購入して、同データベース作成に向けて作業を進めた。 2)各主体の製品使用時の判定ロジック、主体間データフロー、データ配分を分析し、製品マネジメント支援システムの枠組みを設計した。 3)分解生産システムについて、リバース・ブロッキング現象のある仕分け工程モデルの一般化を行った。 4)XMLにより記述された加工情報(製品、工具、工作機械情報等)データベースを構築して、それらの情報から加工に必要な情報を計算するソフトウエアモジュールを開発した。 5)3D-CADモデルに属性(組立て・接続・材料・廃棄情報)を付加し、設計上流段階から製品の分解性や廃棄時環境負荷量を算出する設計支援システムを構築した。 6)製品部品群の履歴情報データベースに関して、製品構成部品の果たす役割を部品表に基づいて記述し、より精確に部品の状態を表現もしくは推測できる情報構造を明らかにした。 7)製品リユース・リサイクル保険の設計・プライシングに向け、不完備市場における資産価格評価に関する既存研究を調査し、非協力ゲームを応用した不完備市場における資産価格評価方法について研究を進めた。
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Research Products
(5 results)