2005 Fiscal Year Annual Research Report
キリスト教のアメリカ化と社会文化生成についての研究
Project/Area Number |
17310147
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
増井 志津代 上智大学, 文学部, 教授 (80181642)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塚 寿郎 上智大学, 文学部, 教授 (40213772)
高柳 俊一 上智大学, 名誉教授 (50053575)
飯野 友幸 上智大学, 文学部, 教授 (40168084)
金山 勉 上智大学, 文学部, 助教授 (60306983)
石井 紀子 上智大学, 外国語学部, 非常勤講師 (60407385)
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Keywords | 思想史 / 社会学 / 宗教学 / 西洋史 / 国際研究者交流 / 国際情報交流 / アメリカ / 宗教史 |
Research Abstract |
アメリカ史におけるキリスト教の果たした歴史的・社会的・文化的役割を、土着化の視点から分析研究することを目的とする本研究では、今年度は内外の主要研究者を交えて、打ち合わせや研究会を開催し、研究方向確認、成果報告をする機会を持った。研究代表者増井は7月、京都アメリカ研究夏期セミナーで政治と宗教に関する分科会に参加し意見交換を行った。また初期アメリカ学会主催の「政教分離」についてのシンポジウムで報告をした。夏期渡米し、ハーヴァード大学においてリサーチを進めると同時に研究協力者Hall、Foxと面会、Nollと電話で打ち合わせをした。一月のHall教授来日連続講演会及び研究会ではピューリタニズムに関する最新の研究についての報告がなされ、専門研究者間の活発な討論、意見交換が行われた。上智大学における講演はHall教授がアメリカ古文書館で行った調査史料に基づくもので、学生、一般に向け公開、多数の参加者を得た。同講演はより専門的な学術論文"The Experience of Authority in Early New England"として、アメリカ・カナダ研究所『アメリカ・カナダ研究』No.23(2005年度)、3-32頁に掲載した。研究分担者中、石井はジョージワシントン大学において宗教史講座を受講しながら資料収集を行った。大塚、高柳、飯野、金山は関連図書資料を入手し、研究・報告活動を継続している。参加者は日米を往復しながら研究成果や情報を交換し、学的国際交流を図り、本研究は、より詳細な検証をなすべく進行され、同時に外部へ向けた公開も行われている。
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Research Products
(15 results)