2007 Fiscal Year Annual Research Report
表象に見る第2次世界大戦下の女性の戦争協力とジェンダー平等に関する国際比較
Project/Area Number |
17310154
|
Research Institution | Keiwa College |
Principal Investigator |
加納 実紀代 Keiwa College, 人文学部, 特任教授 (20398986)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 より子 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (40247424)
桑原 ヒサ子 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (70234630)
松崎 洋子 敬和学園大学, 人文学部, 非常勤講師 (80121143)
松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
杉村 使乃 敬和学園大学, 人文学部, 准教授 (20329337)
|
Keywords | ジェンダー / 西洋史 / 東洋史 / 日本史 / 美術史 / 第二次世界大戦 / 戦争 / 表象 |
Research Abstract |
本研究は、戦争への女性の参加と社会全体のジェンダー平等はいかなる関係にあるか、国際比較によって明らかにすることを目的にしている。ここでは第二次世界大戦の主要参戦国(日・独・中国・米・英)における女性の戦争協力のあり方を、主に雑誌・映画など大衆向けメディアを対象に女性表象の分析を行った。戦勝国と敗戦国、社会・政治体制の違い等に留意しつつ政府統計・各種指標等の国際比較によって検討・考察してきた。敬和学園大学にてほぼ毎月開催された学生や近隣の大学にも開かれている定例研究会の他に、以下のようなシンポジウムを開催した。 シンポジウム「第二次大戦下、表象に見るヨーロッパと日本-ジェンダー・民族の視点から」 日本西洋史学会第57回大会2007年6月7日於:新潟市国際会議場朱鷺メッセ 各報告タイトル:「「大東亜共栄圏」と「鬼畜米英」」(加納)、「女性雑誌『ナチ女性展望』がつくり出す母親像」(桑原)、「日本語で話し、歌う<他者>-李香蘭映画にみる「東亜」のジェンダー・ポリティクス」(松本)、「イギリスにおける守るべきものと共に戦うもの」(杉村) コメンテーター井上茂子(上智大学教授ドイツ史)、松崎洋子(総合司会) 本共同研究主催、敬和学園大学人文社会科学研究所後援 学術シンポジウム「軍事化の<現在>を問う:ジェンダーの視点から」2007年11月10日於:新潟市民プラザ 第一部研究報告「表象に見る第二次世界大戦下の女性:日本・ドイツ・アメリカ」報告:加納、神田、桑原、松崎 第二部問題提起:「軍事化とジェンダー」講師:上野千鶴子(東京大学大学院人文社会系研究科教授) 総合司会松本(敬和学園大学人文社会科学研究所長) 研究成果については裏面に主なものを記すが、著書3点(全て加納)、論文9点(加納・神田・桑原・松崎・松本・杉村)、口頭発表5回(加納・神田・桑原・松崎・松本・杉村)がある。
|
Research Products
(18 results)