2007 Fiscal Year Annual Research Report
小野随心院所蔵の文献・図像調査を基盤とする相関的・総合的研究とその展開
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17320039
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
荒木 浩 Osaka University, 文学研究科, 教授 (60193075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 昭雄 成城大学, 文芸学部, 教授 (80022284)
平 雅行 大阪大学, 文学研究科, 教授 (10171399)
藤岡 穣 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (70314341)
海野 圭介 ノートルタム清心女子大学, 文学部, 講師 (80346155)
上島 享 京都府立大学, 文学部, 准教授 (60285244)
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Keywords | 随心院 / 随心院聖教識語集成 / 随心院美術品目録 / 笠置寺 / ハーバード大学国際研究集会 / 安禅寺本 |
Research Abstract |
本年度は、研究の統括と成果報告を軸に、研究の目的と計画に従って下記の事業を行った。 I 随心院・笠置寺を中心に、寺院調査(文献・美術品)等を行った。 1)月例・定期的に小野随心院の聖教調査を行い、識語集成・研究の作業及び関連調査を行った。その成果を識語集成、論文及び調査報告として活字化し、研究成果報告書(III参照)に掲載した。 2)上記と平行して、美術品調査を行い、その成果を目録および関連論文として活字化し、研究報告書(III参照)に掲載した。 3)関連研究として、笠置寺(文献および美術品)調査を継続して行い、その成果を研究成果報告書(III参照)に掲載した。 II 本課題研究の大きな柱である、国際研究集会での成果発表と、関連書領域との研究交流をかね、アメリカ・ハーバード大学において、国際研究集会を開催した。その成果の一部を論文化し、また研究集会の詳細は、活動記録にとどめ、ともに研究成果報告書(III参照)に掲載した。 III I・IIの研究成果の公表による学術上の研究交流の実現と、より高次の相関的研究への寄与、また研究の締めくくりとして、研究成果報告書『小野随心院所蔵の文献・図像調査を基盤とする相関的・総合的研究とその展開 VOL.III』を刊行した。内容は初出の研究成果をあつめ、15編の研究・報告、3編の美術品目録・調査報告、および1編の識語集成として公刊した。それを関係機関や研究者に送付し、研究情報の交流に資する。 IV 上記の活動は大学院生の参加をも得て行われ、本科研の計画目標の一つである、先端的研究を大学院生の研究・教育にフィードバックするという課題を果たした。 V上記活動の詳細は、上記研究成果報告書に「活動記録」としてまとめている。
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Research Products
(5 results)