2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17320052
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
小林 章夫 Sophia University, 文学部, 教授 (20103773)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永富 友海 上智大学, 文学部, 准教授 (60305399)
高橋 和久 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (10108102)
高岸 冬詩 首都大学東京, 基礎教育センター, 准教授 (20248917)
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Keywords | 読書体験 / 創作 / キャラクター / 翻訳 / アイルランド詩 / 英語 |
Research Abstract |
本年度は、当研究の中心課題である文学と教育との連関を、翻訳の輪講授業と、現代作家を招いての討論会の場で実現させることに的をしぼり、あとはメンバー個々人が、それぞれの専門と関心に従って、調査・研究を進めた。 1.研究代表者の小林章夫は、翻訳の輪講授業のコーディネーターとして、講師の先生方の手配と授業の準備をおこなった。 2.平成18年12月17日に、作家の宮部みゆき氏をお招きし、東大、首都大、上智大学の学生有志との討論会を開催した(於東京大学)。宮部氏の読書体験や、創作上の苦労など、作品からだけではわからない貴重な話を聞くことができ、参加学生にとっても刺激的な会となった。宮部氏への依頼は永富がおこない、討論会の司会は高橋、学生の調整は高岸がおこなった。 3.上智大学英文学科1年生や、その他、永富が担当している授業において、読書アンケートをおこなった。 4.高橋は、平成19年3月15日に所属大学で開催した人文学教育推進セミナーにおいて司会を務め、Yale大学から参加した日本文学専門の講師2人と、日米における文学受容の実態について、意見交換をおこなった。 5.高岸は、アイルランド詩人マルドゥーンの日本における受容状況の調査と、詩の分析をおこなった.
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