2008 Fiscal Year Annual Research Report
アジア(含オーストラリア)における英米文学の受容・変容(19世紀-21世紀)
Project/Area Number |
17320054
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
齋藤 一 University of Tsukuba, 大学院・人文社会科学研究科, 講師 (20302341)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉原 ゆかり 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (70249621)
浜名 恵美 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (20149355)
清水 知子 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 講師 (00334847)
南 隆太 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (60247575)
波潟 剛 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 准教授 (10432882)
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Keywords | 英米文学 / アジア / 受容と変容 / ポストコロニアル / 翻訳 / シェイクスピア |
Research Abstract |
平成20年度は、国際国内学会・シンポジウムを積極的に開催し、これまでの研究成果を国内外で発表すること、そしてさらなる学術ネットワークの構築の強化が主要事業であった。 2008年9月26・27目に、筑波大学(齋藤一、吉原ゆかりが代表)と国立台湾大学との共催でReception and transformation of American and English Literature in Asia(於:国立台湾大学)が開催された。本研究の研究分担者(齋藤、吉原、南隆太、高森暁子)とアジア諸地域(台湾、韓国、フィリピン、マレーシア、インド、トルコ)の研究者が各自口頭発表をおこない、「アジア」「文学」「受容と変容」の持つ意義について議論をおこなった。なお、本学会をきっかけとして、筑波大学と国立台湾大学院生によるワークショップ(9月24日)と、本研究の研究分担者・協力者を含めたアジアのシェイクスピア研究者による研究集会ShakeScene(9月25目、於:国立台湾大学〔浜名恵美、吉原、荒木正純が参加〕)が開催された。 2008年12月18日に、マレーシアのマラヤ大学からゲストを招聘し、国際シンポジウム「日本文学の英語訳、英米文学の目本語訳をめぐる諸相jが開催された。司会は吉原、参加者はマラヤ大学から二人、北米から一人、筑波大学から二人であった(齋藤も参加)。 2009年2月21日に、日本文学系の研究分担者(日比嘉高、中根隆行)と、韓国ならびに米国のゲストを筑波大学に招聘し、国際シンポジウム「帝国の学知と表象--朝鮮、台湾、北米」が開催された。 このように、本年度は国内外の研究者が学術的交流を深める機会をもうけたが、こうして本研究が活発な活動をしているとを国内外にアピールできたことは、今後の研究の継続発展のためにも、研究成果の国内外への還元という意味においても、意義深いことであった。
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Research Products
(20 results)