2007 Fiscal Year Annual Research Report
ユーラシアの言語接触と新言語の形成-新言語形成のメカニズム解明に向けて-
Project/Area Number |
17320065
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
藤代 節 Kobe City College of Nursing, 看護学部, 准教授 (30249940)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
庄垣内 正弘 京都産業大学, 文化学部, 教授 (60025088)
角道 正佳 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 教授 (30144538)
菅原 睦 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (50272612)
岸田 文隆 大阪大学, 言語文化研究科, 教授 (30251870)
岸田 泰浩 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 准教授 (40273742)
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Keywords | 言語接触 / ユーラシア / チュルク語 / モンゴル語 / 言語形成 / チベットビルマ語 / コーカサス / 朝鮮語 |
Research Abstract |
19年度は3ヵ年にわたる本研究課題の最終年度であったので、各自メンバーがこの間の研究成果のとりまとめを行った。本研究課題には研究代表者、分担者7名(上記5名並びに橋本勝、澤田英夫が参加)、研究協力者1名(大崎紀子)が常時参加した。メンバーの研究成果はそれぞれ研究業績欄に掲げたとおりであるが、メンバー全員が参加して特にこの研究課題の成果として出版した論文集並びに単行本について特に報告する。研究協力者を含むメンバーは、CSEL(Contribution to the Studies of Eurasian Languages)シリーズ第14巻Dynamics in Eurasian Languagesに研究成果を論文などの形で発表した。冊子の編集には藤代と庄垣内があたった。また、同じくCSELシリーズ第12巻として、研究分担者の菅原が昨年度出版した『ウイグル文字本『聖者伝』の研究I序論と転写テキスト』に続き、同研究IIとして、日本語訳および註を出版した。 3年間の研究の成果は出版物の他にも国内外の学会等での研究発表の形でも行われた。例えば、澤田は中国黒竜江大学にて2007年9月に開催された第40回国際シナチベット語・言語学会にて"'Upward-Curling' Realization of Tone L in Lhaovo (Maru) Language"を発表し、藤代はドイツ国フライブルグ大学で2007年9月に開催されたドイツ東洋学会議において"A topic in a linguistic analysis of Yakut epic olongxo、Turkic oral literature in Siberia"と題した研究発表を行うなどした。今後はこの研究課題を更に発展させ、アジアの多重言語域における言語の生態研究などを追っていきたい。
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Research Products
(20 results)
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[Journal Article] 河湟語の語中添加子音2008
Author(s)
角道 正佳
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Journal Title
Dynamics in Eurasian Languages (Contribution to the Studies of Eurasian Languages series) 14(印刷中)
Peer Reviewed
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[Journal Article] 土族語民和方言メモ2008
Author(s)
角道 正佳
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Journal Title
Dynamics in Eurasian Languages (Contribution to the Stuies of Eurasian Langusges series) 14(印刷中)
Peer Reviewed
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[Journal Article] ロンウォー語テキスト6編2007
Author(s)
澤田 英夫
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Journal Title
Peri Bhaskararao (ed.) Research on Minority Langusges of South and South-East Asia, Working Papers 2
Pages: 33-61
Peer Reviewed
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