2007 Fiscal Year Annual Research Report
評価結果をとりいれた小学校英語教育カリキュラム構築と中学校英語教育との連携
Project/Area Number |
17320090
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
湯川 笑子 Ritsumeikan University, 文学部, 教授 (30309075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高梨 庸雄 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 客員教授 (10113812)
小山 哲春 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 准教授 (60367977)
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Keywords | 小学校英語 / 評価 / リスニングテスト / スピーキングテスト / 小中連携 / カリキュラム / 到達目標 / 英語活動 |
Research Abstract |
本年度は、これまでの2年間で構築、実施したYTKリスニングおよびYTKスピーキングテスト結果の分析をさらに進め、学会や独自の研究公開シンポジウムで発表すると同時に、この年にもタイプの違う生徒のデータを集めた。平成19年3月に主として担任が英語活動を指導する公立小学校2校(h校46名、i校63名)で卒業時の英語リスニング力の査定として、また、平成19年4月に3校の私立中学校1年生に対し、英語授業開始前の時点のリスニング力の査定としてYTKリスニングテストを行った(計514名)。 加えて、平成20年11月には、テスト結果にもとつく小学校英語カリキュラムへの提言の妥当性を、協力校1校での特別授業を通して検証するために、新たに1校の公立学校(j校53名)でデータを収集した。まず小学校英語活動の総仕上げ授業の前の力を査定するためにYTKリスニングテストと英語教師との英語でのインタラクションデータ、アンケートを収集した。そめ後、生徒の11月段階での力、問題点、英語活動への態度などの分析結果にもとついて、「英語コミュニケーション能力」を向上させるための特別授業(授業5回およびスピーキングテスト1回)を実施し、3月にはポストテストとして再度リスニングテストとアンケートを実施し、協力校の教員とともに生徒の変化を分析した。 このj校での実践と学習成果、および3年間を通じて得られた分析結果にもとついて、公立小学校で取り組む際の核として取り入れたい語彙、表現、言語知識、タスクを提案し、さらにj小学校の小学生が進学する中学校を例として中学校で今後カリキュラムと指導法上再検討を要する部分を提案した。
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Research Products
(7 results)