2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17320106
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
藪田 貫 関西大学, 文学部, 教授 (80027987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽根 ひろみ 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (10179385)
柳谷 慶子 聖和学園短期大学, 教授 (00258782)
岩田 みゆき 青山学院大学, 文学部, 助教授 (40365010)
桑原 恵 徳島大学, 総合科学部, 教授 (00180092)
沢山 美果子 順正短期大学, 幼児教育学科, 教授 (10154155)
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Keywords | 近世日本 / 女性 / ジェンダー / ライフサイクル / 地域社会 / 地域交流 / 国際学術交流 |
Research Abstract |
第2年度に当たる18年度も、江戸の女性史フォーラムの開催を基本的な活動に位置づけ、平成18年5月に鳥取県立博物館、7月に江戸東京博物館、そして12月に福岡市博物館でそれぞれ開催、それぞれの地域における女性史研究の進展を集約し、あわせて資料の閲覧などを実施することができた。このうち鳥取と東京のフォーラムは報告書として平成18年11月30日に公刊した。 これらのフォーラムを通じて、各地では優れた調査・研究をしながら、全国的な学会のレベルではほとんど知られていない貴重な研究と資料が発掘されている。また交流を通じて、若い世代から女性史研究への志向が博物館の展示や研究論文という形で現われはじめているのも大きな成果である。 また個人に限られるが、平成18年7月には立教大学日本学研究所シンポジウム「女性史はジェンダーをどう受けとめるか」に、沢山と藪田が招かれ、パネリストして報告し、討論に加わった。さらに9月には藪田が、イギリスケンブリッジ大学日本学科教授ピーター・コールニッキーが主催する研究会「江戸と明治の日本女性と読書」に招かれて報告し、平成19年3月には第59回アメリカアジア学会のパネル「売買春と政治:19世紀の日本」に議長として招かれ、アメリカの研究者と交流した。 フォーラムの開催を利用し、協力者を含め、研究分担者が参加し、フォーラムを盛り上げるとともに、各人の研究状況の交流を行っている。それぞれの研究成果は、別項の業績一覧に詳しい。若干、研究成果の量にアンバランスがあり、最終年度にはそれを修正するとともに、研究の集約を図る予定である。
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Research Products
(7 results)