2006 Fiscal Year Annual Research Report
近代日本のナショナル・アイデンティティの形成と変容--中国・韓国との関連において
Project/Area Number |
17330027
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
米原 謙 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (30137301)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤澤 史朗 立命館大学, 法学部, 教授 (80202513)
出原 政雄 同志社大学, 法学部, 教授 (30367966)
金 鳳珍 北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (90254614)
區 建英 新潟国際情報大学, 情報文化学部, 教授 (20267701)
松田 宏一郎 立教大学, 法学部, 教授 (50222302)
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Keywords | ナショナル・アイデンティティ / ナショナリズム / 国民国家 |
Research Abstract |
以下のような3回の研究会を開催した。 1、4月22日 場所・大阪大学東京オフィス 14時〜18時 研究会内容:以下のようなテーマの二つの報告をもとに質疑応答し、認識を深めた 1)赤澤史朗「靖国神社問題の捉え方」 2)米原 謙「ナショナリズムにおける「自己」と「他者」」 赤澤報告は、自己の著書『靖国神社』を中心に、戦後の靖国神社の位置づけとその歴史的な変遷について解説し、さらに近年の細工に神社をめぐる議論の特徴を分析した。米原報告は、まず最近のアイデンティティ論をめぐる著書や訳書の内容を紹介し、さらにチャールズ・テイラーの著書『<ほんもの>という倫理』を紹介した。次にホネット『承認をめぐる闘争』の内容を紹介した。 2、8月2日〜3日 場所・北京大学国際関係学院 日中交流セミナー「ナショナル・アイデンティティをめぐる相克」 出席者 日本側:科研共同研究者7名と胆紅(大阪大学大学院生・日本学術振興会特別研究員)中国側:李寒梅(北京大学)、尚会鵬(北京大学)、揚寧一(北京師範大学)、林暁光(中央党校党史研究室)、郭連友(北京日本学研究センター)、その他北京大学大学院生数名 上記のテーマによる国際シンポジウムを開催し、日中の日本研究者の交流をおこなった。また最終日は日本側出席者全員と中国側出席者数名で盧溝橋抗日記念館を参観した。 3、1月26日 場所・大阪大学東京オフィス 14時〜19時 研究会内容:以下のようなテーマの二つの報告をもとに質疑応答し、認識を深めた 1)出原政雄「戦後日本ナショナリズムの歴史的展開」 2)區建英「清末の「種族」論とナショナル・アイデンティティ」
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Research Products
(1 results)