2005 Fiscal Year Annual Research Report
「EU-NATO-CE体制」の拡大と変容:現代欧州国際秩序の歴史巨視的検討
Project/Area Number |
17330034
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
遠藤 乾 北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 教授 (00281775)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋口 豊 龍谷大学, 法学部, 助教授 (20283385)
上原 良子 フェリス女学院大学, 国際交流学部, 助教授 (90310549)
戸澤 英典 東北大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (20335326)
鈴木 一人 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (60334025)
細谷 雄一 慶應義塾大学, 法学部, 専任講師 (90322784)
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Keywords | ヨーロッパ統合 / EU / NATO / 欧州審議会 / 米欧関係 / 統合史 / 原典 / 史料 |
Research Abstract |
平成17年度は、本基盤研究Bの初年度に当たり、1)研究基盤の整備、2)当該研究の方向性に関するレヴュー会合、3)史料の収集と選択に当てられた。 まず第1に、図書や史料、パソコンを購入し、今後3年続く本研究のインフラ整備にあたった。今後も徐々に整備を進めてゆくが、当面の基盤は整ったと考えている。 第2に、9月に欧州大学院大学と欧州連合歴史文書史料館にて、今後の研究方針のレヴューを受け、当地のP.Winand教授やJ-M.Palayret館長と研究会を持ち、EUとそれが埋め込まれている米欧関係やNATO、あるいは文化社会面を担うCE(欧州審議会)などの幅広い文脈から、ヨーロッパ統合を見直す、いわば骨組みの再検討作業に従事した。この大方針のレヴュー作業なくして今後の研究は基礎付けが強固にならないことから、彼らの基本的にサポーティヴなコメントは大変にありがたいものであった。このほかにも、1月にも、三重大の益田教授から同様のレヴューを受けた。 最後に、メンバーおのおのが各地の史料館に史料収集に出かけ、それらを共同研究合宿に持ち寄りながら、検討する作業を続けた。これはすでに1000頁ほどの大量のものになっており、今後、さらに拡大させ収集しながら、いつの日か公刊するための選択選別を進めてゆくことになろう。
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Research Products
(11 results)