2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17330083
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
花枝 英樹 一橋大学, 大学院商学研究科, 教授 (50103693)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 由紀雄 目白大学, 人間社会学部, 教授 (20327109)
胥 鵬 法政大学, 経済学部, 教授 (60247111)
芹田 敏夫 青山学院大学, 経済学部, 教授 (80226688)
広田 真人 首都大学東京, 都市教養学部経営系, 教授 (10381443)
宮川 公男 麗澤大学, 国際経済学部, 教授 (60017473)
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Keywords | 企業財務 / 利益分配政策 / 配当政策 / 自社株買い / アンケート調査 / 社債 / マーケットメイク方式 / JASDAQ市場 |
Research Abstract |
18年度は3年間の研究期間の2年目にあたるが、以下のような研究実績を得た。 1.利益分配政策に関するアンケート調査の実施・及び回収結果の分析 17年度に、利益分配政策(配当政策および自社株買い政策)に関するアンケート調査の質問票作成を、プロジェクトメンバー全員で行ったが、18年度は、6月にアンケート用紙を全上場企業に郵送し、658社から回答を得た(回収率17.1%)。そして、回収結果の統計的分析を行った。19年6月の「日本ファイナンス学会」で分析結果の報告を行う予定である。 2.プロジェクトメンバーによる本年度の研究成果 (1)"The choice of financing with public debt versus private debt : New evidence from Japan after critical binding regulations were removed"・・・社債市場規制が完全に緩和されたデータを用いて、バブル崩壊後の社債と銀行借り入の選択を分析した。その結果、多くの企業が社債発行から再び銀行借入に回帰したという結論が得られた。 (2)Market Microstructure and Stock Prices : Firms and Their Selection of Trading Mechanism in the JASDAQ Market"・・・JASDAQ市場はマーケットメイク方式とオークション方式の2つの方式が並存している世界的にまれな市場である。どちらの取引方法が企業価値や流動性を高めるかについて検証を行った。小規模企業はマーケットメイク方式を用いることで流動性が高まり、株価が上昇することが分かった。
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Research Products
(12 results)