2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17330084
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
松井 美樹 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究科, 教授 (70173789)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 修 東京経済大学, 経営学部, 教授 (50170725)
北中 英明 拓殖大学, 商学部, 教授 (20297089)
HELLER Daniel 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究科, 助教授 (00362096)
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Keywords | 経営学 / 生産システム / オペレーションズ・マネジメント / オペレーション戦略 / 実証研究 / ジャスト・イン・タイム生産 / サプライチェーン・マネジメント / 新製品開発 |
Research Abstract |
1.わが国製造企業に関する実証研究 平成17年度に構築したデータベースを基に測定尺度を構成し、わが国製造企業の経営構造を解明するための実証分析を開始した。相関分析や回帰分析により、わが国製造企業の成功要因、業績の決定要因、様々なプラクティスやシステムの間の連関構造について検討した。 2.各国製造企業のデータ受け入れ 平成18年度においては、米国、イタリア、ドイツ、オーストリア、スウェーデン、フィンランド、韓国で収集された調査データを受け入れ、日本企業のデータと比較可能な形式に変換した。 3.製造企業の国際比較に向けた準備 平成19年度においては、平成18年度に実施するわが国製造企業を対象とした分析を他地域にも同様に適用するとともに、世界の優れた製造企業が持つ共通要因を抽出するとともに、各企業の異なる状況要因がその業績指標とどのように結びついているかを明らかに予定となっており、これらの研究は各国の研究者とも分担しながら行っていくため、11月のDecision Sciences Instituteの年次大会に合わせて、打ち合わせの会合を行った。 4.製造企業に対するヒアリング調査および研究会の開催 調査対象となった製造企業を訪問し、質問票調査によって収集したデータに基づく分析結果を報告し、その結果に関するコメントや追加情報を得るとともに、調査対象製造事業所の見学を行った。また、研究会を定期的に(月1回程度)開催して進捗状況を確認し、製造業に詳しい実務家、コンサルタント、研究者に講演等を依頼した。 5.研究集会への参加と中間的成果の報告 国内外で開催された研究集会に参加し、企業における先進的事例、先端的研究について情報収集すると同時に、本研究プロジェクトの取り組みについて報告し、意見交換を行った。国内では、日本生産管理学会、日本経営数学会、日本経営工学会・日本オペレーションズ・リサーチ学会・スケジューリング学会共同部会「21世紀モノ造りマネジメント部会」、海外ではProduction and Operations Management Society、 Asia-Pacific Decision Sciences Institute、International Conference on Operations and Quantitative Management、 Academy of Management、 International Symposium on Inventory、 Decision Sciences Institute、 International Business and Economics Conferenceにおいて論文発表を行い、そのいくつかを学術雑誌に投稿した。
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Research Products
(10 results)