2007 Fiscal Year Annual Research Report
アジア新興市場における知識移転とシンガポール企業の組織学習
Project/Area Number |
17330092
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
太田 正孝 Waseda University, 商学学術院, 教授 (00123068)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川邉 信雄 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (50153002)
市田 敏啓 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (80398932)
桑名 義晴 千葉商科大学, 商経学部, 教授 (60123121)
今井 雅和 高崎経済大学, 経済学部, 教授 (80305391)
藤井 健 白鴎大学, 経営学部, 教授 (10238529)
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Keywords | アジア新興市場 / 知識移転 / サービスビジネス / シンガポール企業 / 組織学習 / メタナショナル戦略 / 制度化理論 / グローバル知識経済 |
Research Abstract |
<海外現地調査について>平成19年度に引き続き、各メンバーはそれぞれの担当テーマに関して更なる海外現地調査を推し進めた。特に、川辺はシンガポールと中国における小売業の国際展開について、今井は主としてロシア新興市場におけるサービス・ビジネスの発展パターンについて、米澤は外航海運業のサービス・ビジネスの新展開に関するユニークな現地調査をインドを中心に実施し、各自その成果を多くの論文や学会報告として発表している。加えて、平成20年度から新規に研究分担者となった杉浦は、早稲田-NTU(南洋工科大学)MBAダブルディグリー・プログラムのオペレーションを挺に、アジア太平洋地域の戦略的ナレッジハブであるシンガポールにおける知識移転プロセスについて太田と連携した研究を推進した。また、海外研究協力者の好川は、実質的な研究分担者としての立場から、海外における査読つき諭文ならびに学会報告などの発表を通じて貢献した。 <研究成果の取り纏めとしての図書の出版>平成17年度から3年継続して推進してきた本課題の成果として、本課題の中心メンバーが編著ならびに寄稿した『国際ビジネス入門』(太田正孝・藤井健他編著)、『国際ビジネス理論』(江夏健一他編著)、『国際ビジネス研究の新潮流』(桑名義暗他編著)の3冊を平成20年3月に中央経済社から出版することができた。特に『国際ビジネス入門』と『国際ビジネス研究の新潮流』については、研究代表者の太田、分担者の桑名ならびに藤井が編著者となって本研究課題のメンバーによる3年間の研究成果を取り纏めたものである。『国際ビジネス入門』は出版社の販売戦略上、「入門」がつく書名となったが、内容的には21世紀グローバル競争における新興市場の台頭に着目したものであり、本研究課題の研究成果が随所に活かされている。
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Research Products
(30 results)