2007 Fiscal Year Annual Research Report
無形資産を構成する中核的な諸資産の測定と開示の研究
Project/Area Number |
17330101
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
伊藤 邦雄 Hitotsubashi University, 大学院・商学研究科, 教授 (60134889)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 京子 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (10345366)
蜂谷 豊彦 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (00251645)
中條 祐介 横浜市立大学, 大学院・国際総合科学研究科, 教授 (40244503)
竹口 圭輔 法政大学, 経済学部, 准教授 (80386333)
山田 真弘 関東学園大学, 経済学部, 准教授 (40285995)
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Keywords | 無形資産 / ソフトウェア / 研究開発 / 企業評価 / IR |
Research Abstract |
「無形資産を構成する中核的な諸資産の測定と開示の研究」では、研究活動の中で蓄積したデータベースなどを活用しながら、以下の4つの活動を実施した。 1.無形資産投資の中でも中核的な位置づけとなる研究開発投資と企業価値との関連性が地域間でどのように異なるかを検証した。日本の研究開発活動は他地域と比べると低水準であるものの、中・長期的な成果に結びついている点、アメリカではむしろ短期的な成果に結びついている点などが明らかになった。さらにこの背景には、各地域の競争環境が影響を与えていることが明らかになった。こうしたデータを活用した分析結果は、下記の雑誌論文1「無形資産の開示と投資行動の国際比較」に所収されている。 2.ソフトウェアや情報システムに関するデータベースを活用し、それらを活用してIT投資への取り組みと企業の業績、あるいはセキュリティーと資本市場からの評価の間に一定の関係性が見て取れることが明らかになった。こうした研究成果については、2008年3月に実施された情報セキュリティガバナンス2008で発表した。 3.コーポレートブランドなどの活用や構築にあたっての企業実務上での課題やマネジメントシステムへの落とし込みについて、複数企業に対するヒアリング調査を実施した。 4.無形資産会計にかかわる会計制度、会計実務についても調査した。これについては、下記の雑誌論文2「無形資産会計の課題と展望」に所収されている。
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Research Products
(3 results)