Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今田 高俊 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (00107517)
大浦 宏邦 帝京大学, 経済学部, 准教授 (60297116)
三隅 一百 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (80190627)
金井 雅之 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (60333944)
小林 盾 成蹊大学, 文学部, 講師 (90407601)
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Research Abstract |
本年度は,昨年度に実施した二つの調査に関する分析と,公共財供給問題に関する理論的研究を主とした,研究成果のまとめとその発表を行った。 分析を行った調査の一つは,「温泉地域の現状と取組みについての学術調査」である。この調査は,長野・山形・群馬・新潟の温泉観光地における旅館組合,および個々の宿泊施設を対象に実施したものである。調査データを用いて,個々の宿泊施設の経営状況や温泉地の活動状況などに対する,観光関係者のネットワークの影響を検証することを中心として,分析を行った。 もうーつの調査は,「岩手県暮らしと人間関係についてのアンケート」である。この調査は,岩手県の4自治体の住民を対象に実施したものである。調査データを用いて,住民の信頼感や地域活動への参加などに対する,住民のネットワーク構造の影響を検証することを中心として,分析を行った。 理論的研究は,公共財供給問題の「解決」に対する成員の集団間移動や成員間のコミュニケーションなどの影響に関して,より精緻化したモデルを適用した分析を行った。 研究成果の交流や研究方針の打ち合わせ,そして温泉地での観光関係者の活動について視察するため,2007年8月に小野川温泉(山形)で合宿研究会を行った。また研究方針に関する打ち合わせのため,2007年6月,11月,2008年1月に研究会を行った。 研究成果については,雑誌論文や関連学会での報告,研究成果報告書などの形で発表を行った。
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