2006 Fiscal Year Annual Research Report
ソーシヤルワークと東アジア・モデルの構築に関する研究
Project/Area Number |
17330131
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
黒木 保博 同志社大学, 社会学部, 教授 (20121593)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中嶋 和夫 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (30265102)
尹 靖水 梅花女子大学, 現代人間学部, 教授 (20388599)
鬼崎 信好 福岡県立大学, 人間福祉学部, 教授 (90148958)
小尾 義則 梅花女子大学, 現代人間学部, 教授 (90259581)
空閑 浩人 同志社大学, 社会学部, 助教授 (90325431)
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Keywords | 社会福祉関係 / 国際比較 / 多文化共生 / ソーシャルワーク / モデル開発 |
Research Abstract |
本研究は、ソーシャルワークと国民文化との関係を焦点にした理論と実践を研究する目的で開始された。研究実施計画に基づき、5グループに分け、各グループ、各自が分担した調査研究を中心に展開した。また日韓共同研究会を平成18年4月、10月に東京・四ツ谷で開催した。 調査研究では、以下の中国・韓国・日本での扶養意識に関する調査を実施した。(1)中国における老親扶養意識尺度に関する構成概念妥当性に関連した交差妥当性を、その構造的側面(共分散構造)と外的基準との関連性において検討する。調査地域:大都市:藩陽、大連、呼和浩特、中都市:延辺調査対象:保育園ならびに小学校を利用している家族、調査内容:性、年齢、老親扶養意識、幼少期における被虐対経験、家族凝集性、(2)韓国データを基礎に、在宅高齢者の主介護者の老親扶養意識がストレッサーである要介護高齢者の身体機能の低下とストレス評価のプロセスにあって、どのような効果変数として機能しているかを明らかにする調査地域:韓国昌原、天安、順天、調査対象:在宅要介護高齢者の主介護者調査内容:介護者の性、年齢、介護者の老親扶養(義務)意識、介護負担感、介護肯定感など、(3)中都市在住高齢者のソーシャルサポート選好度に関する調査調査地域:韓国・天安市、中国・藩陽市、日本:名古屋市調査対象:高齢者、(4)東アジア社会福祉実践モデル開発のための社会福祉士の実践経験に関する研究(5)韓国・地域福祉館等における社会福祉士専門職の意識調査、等である。
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Research Products
(1 results)