2005 Fiscal Year Annual Research Report
職業教育におけるデュアルシステムの受容と変容に関する国際比較研究
Project/Area Number |
17330157
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
横尾 恒隆 岩手大学, 教育学部, 助教授 (30220544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
夏目 達也 名古屋大学, 高等教育研究センター, 教授 (10281859)
佐々木 英一 追手門学院大学, 人間学部, 教授 (30125471)
依田 有弘 千葉大学, 教育学部, 教授 (50114343)
長谷川 雅康 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (00253857)
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Keywords | 職業教育 / デュアルシステム / 国際比較研究 / ドイツ・オーストリア / アメリカ / フランス / ロシア / 日本 |
Research Abstract |
1.2005年7月に、ドイツのデュアル・システムの基本的な学習と具体的な研究計画についての検討を目的として、東京で研究会を開催した。 2.同年10月に盛岡で研究会を開催し、フランスの学校における企業実習に関する報告(夏目達也)を基に、研究討議を行った。 3.同年10月に本研究の成果を反映した形で、共同研究者の一人である佐々木英一が、『ドイツ・デュアルシステムの新展開-日本版デュアルシステムへの示唆』(法律文化社)を出版した。 4.同年11月に、佐々木英一が、オーストリア・ウィーンのオーストリア連邦行政図書館にて、職業教育学校に関する統計・行政資料の収集を、また、同月スイス・チューリヒのチューリヒ大学図書館にて1990年代の職業教育・訓練改革関連資料の調査・収集を行った。 5.2006年2月に長谷川雅康が、ロシアのモスクワ・エネルギー公社立の中等職業学校で実地調査を行い、同校の企業実習が、基本的に旧ソビエト時代の同種の実習のあり方を継承していることを確かめた。 6.同年3月に鹿児島でロシアにおける実態調査の結果に関する報告を受け、研究討議を行った。 7.同年3月に依田有弘が日立工業専修学校を訪問して資料の収集と聞き取り調査を行い、日本における熟練労働者養成の施設の一つである同校の教育についての知見を得た。 8.同年3月に、依田有弘と夏目達也が、愛知県安城市の株式会社デンソーを訪問し、同社の企業内教育訓練施設の現状についての実地調査を行った。その結果、高度の技能労働者養成のための教育訓練制度を整備している企業が出ていることを把握することができた。 9.同年3月に、横尾恒隆がアメリカ合衆国・ケンブリッジ市のハーバード大学図書館及び同ボストン市・ボストン大学図書館において、同国の技術・職業教育に関する統計・行政資料収集を行った。
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Research Products
(6 results)