2006 Fiscal Year Annual Research Report
職業教育におけるデュアルシステムの受容と変容に関する国際比較研究
Project/Area Number |
17330157
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
横尾 恒隆 岩手大学, 教育学部, 助教授 (30220544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
夏目 達也 名古屋大学, 高等教育研究センター, 教授 (10281859)
佐々木 英一 追手門学院大学, 心理学部, 教授 (30125471)
依田 有弘 千葉大学, 教育学部, 教授 (50114343)
長谷川 雅康 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (00253857)
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Keywords | 職業教育 / デュアルシステム / 国際比較研究 |
Research Abstract |
1.昨年度に引き続き、国立国会図書館、東京大学外国法文献センターにおいて、アメリカ等の学校教育への現場実習導入奨励に関する法令に関する資料の収集を行った。 2.2006年9月に研究代表者の横尾が、米国ミシガン州デトロイト周辺のハイ・スクールや地域職業センターの教員に対して連携制教育を中心とするwork-based-learningの実施状況についての聞き取り調査を行い、生徒が現場実習をする際の規則や成績評価のシステムが確立していることなどを明らかにすることができた。 3.2006年9月に研究分担者の長谷川雅康ほかが、モスクワのカレッジ・モスエネルガを訪問した。同校では、現場実習におけるモスコエネルゴとの連携の仕方、同校の実験・実習用設備等の知見を得た。またモスクワのポリテフニーチェスキー・カレッジNo.8を訪問した。同校では、初等職業教育と中等職業教育の養成職種、教育課程、施設設備、実践課題などを把握した。 4.2006年11月に研究分担者の夏目達也が、フランスの国立労働・職業指導研究所を訪問し、フランスの大学における就職支援方策、とくに企業連携の実態について資料収集を行った。また、パリ第4大学において、大学院教育の取り組み、大学院修了後の就職支援について事情を聴取した。 5.07年3月に研究分担者の佐々木英一ほかが、オーストリア・ウィーンの工業専門学校、職業学校、ジーメンス社職業訓練施設を訪問し、聞き取り調査を行い、オーストリアの職業教育・訓練についての実情に関する知見を得ることができた。 6.2007年3月にフランスのパリ第12大学を訪問し、同大学の学生に対する就職支援方策や、徒弟訓練コースについて事情を聴取するとともに、関係の資料を収集した。 7.2006年12月16日、17日の両日、東京の学士会館で研究会を開催し、横尾恒隆がアメリカ調査の成果について、佐々木英一がドイツの職業教育法改正について、また依田有弘が国内調査の成果について報告し、質疑、討論を行った。また今後の研究の進め方について検討した。
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Research Products
(6 results)