2005 Fiscal Year Annual Research Report
高等教育ガバナンスにおける大学・専門職団体の機能に関する国際比較研究
Project/Area Number |
17330168
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
羽田 貴史 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (90125790)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安原 義仁 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00093823)
黄 福涛 広島大学, 高等教育研究開発センター, 助教授 (60335693)
大場 淳 広島大学, 高等教育研究開発センター, 助教授 (50335692)
杉本 和弘 鹿児島大学, 大学教育センター, 助教授 (30397921)
成定 薫 広島大学, 総合科学部, 教授 (50110466)
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Keywords | カバナンス / マネジメント / 学長団体 / 専門職団体 / 調整機関 / 国際比較 |
Research Abstract |
1.各国の学長団体・専門職団体・調整機関の調査 大学・学長団体,機能的連携機関(入試,大学事務),政府調整機関(質評価機関,地域間調整機構),国際機関等の調査として、羽田と渡邊がフィンランド、スウェーデン、ドイツを訪問し、羽田及び研究協力者(小貫)がアメリカ、渡辺が韓国をそれぞれ訪問した。 2.日本の学長団体・専門職団体・調整機関の調査 訪問調査として、政策行政団体(総務省行政評価局、文部科学省官房政策評価室)、大学関係団体(国立大学協会、公立大学協会)、専門職団体(日弁連法務研究財団、法科大学院協会、日本技術者教育認定機構、日本科学技術連盟)、および大学(東京大学、九州大学、広島大学、東北大学、岩手大学、福島大学、金沢大学、富山大学、福井大学、広島修道大学、広島女学院大学、武蔵工業大学、金沢工業大学、工学院大学、大宮法科大学院大学)を訪問し、大学運営における団体、特に評価機関の役割を調査した。この成果は、平成18年度に学会で発表を行う予定である。また、国立大学関係団体として,国立大学協会,国立理学部長会議,国立工学部長会議等の資料を収集し,目録作成を行っている(進行中)。 3.各国における高等教育ガバナンスと学長団体・専門職団体・調整機関の関係の分析 各国の高等教育政策形成・実施過程を検討するため、研究協力者を含めた研究会を開催するとともに、評価団体の役割を検討するため、「大学基準協会の大学評価からみる各大学の質保証の課題」(第8回公開研究会)を開催したほか、東アジアにおける大学改革と政府の役割、団体の機能を検討するため、台湾・韓国から研究者を招聴した国際セミナー「東アジアにおける大学改革:法人化及び私学化の動向」(第2回COE国際セミナー)及び、イギリスの先駆的な研究者であるメアリー・ヘンケル教授を招聘し、「大学におけるガバナンスとマネジメントの変容:政府と第三者機関の役割に注目して」(第13回公開研究会)を開催し、国際的な視点での研究を進めた。
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Research Products
(6 results)