2005 Fiscal Year Annual Research Report
PISA及び国内国語学力調査の比較を通した新しい読み書き能力の範囲と内容の研究
Project/Area Number |
17330192
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
府川 源一郎 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (00199176)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲斐 雄一郎 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (70169374)
上谷 順三郎 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (10233941)
寺井 正憲 千葉大学, 教育学部, 教授 (50272290)
谷塚 幸子 新潟大学, 教育人間科学部, 講師 (30302285)
石垣 明子 つくば国際大学, 商業社会学部, 助教授 (10265233)
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Keywords | PISA調査 / 国語学力調査 / 読み書き能力 |
Research Abstract |
比較研究班では、すでに蓄積した日本、ドイツ、オーストリア、アメリカ、スペイン、などのPISA関連図書、初等中等言語教育関連教科書及びメディアリテラシー教育関連図書等をもとに、不足の資料を各国から取り寄せ分析した。また、調査内容は、各国のPISAの結果分析と評価及び対応、各国の初等中等言語教育関連教科書における「読み書き能力」の「範囲」(技能・技術)と「内容」(教材内容)、それらにおけるメディアリテラシー教育などが中心になった。今年度は、上谷が、ドイツ、オーストリアに加え、ドイツ語圏スイスの状況も調査した。また、,足立はアメリカの読解力調査のテストのさらなる探索、スペインのEDELIVES社の教科書の分析に着手し、さらに、アメリカのミクロレベルの評価ツール(QRI-3,Accelerated Readerなど)の分析を始めた。 学力調査班は、戦後の学力調査の代表的な調査問題を入手して、その問題構成を調べた。また、読み書き能力をどのような素材で、どのような設問を通して調べようとしているのかを、各調査ごとに分析した。 「パブリケーションを核とした教育」研究班では、既に入手済みの資料の分析及び日本の類似の実践等についての情報収集を行った。すでに過去の関連資料の一部は入手しているが、そこから漏れているものの探索し、さらのアメリカの教材や教科書類の入手を進めた。なお、石垣(通称・入部)は、アメリカに資料収集に出かけ、全米国語教師協議会(NCTE)年次大会のワークショップに参加した。高木は近年急速に広がりつつあるNIEの実践について各県のNIE推進協議会が発行している報告書などを中心に整理し、また他のメディアを利用した「読み書き能力」育成の方法などについても考察した。
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Research Products
(6 results)