2006 Fiscal Year Annual Research Report
PISA及び国内国語学力調査の比較を通した新しい読み書き能力の範囲と内容の研究
Project/Area Number |
17330192
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
府川 源一郎 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (00199176)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲斐 雄一郎 国立大学法人筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (70169374)
上谷 順三郎 国立大学法人鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (10233941)
寺井 正徳 国立大学法人千葉大学, 教育学部, 教授 (50272290)
足立 幸子 国立大学法人新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (30302285)
石垣 明子 つくば国際大学, 産業社会学部, 助教授 (10265233)
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Keywords | PISA調査 / 国語学力調査 / 読み書き能力 / NIE / メディア・リテラシー |
Research Abstract |
比較研究班ではすでに蓄積した各国のPISA関連図書、初等中等言語教育関連教科書及びメディアリテラシー教育関連図書等の分析を進めた。上谷は、ドイツ・オーストリアにおける学会等の対応を調査した。足立は、PISA関連の研究者に連絡を取り、読解力を評価している各国の国内テストを分析し、評価の使用状況を調査するなどした。 学力調査班は、戦後の学力調査の調査問題を入手し、その問題構成を調べた。全体の枠組みは府川が提示した。甲斐は平行して、民間でおこなわれた各種調査(毎日新聞社、ベネッセ、学研など)を参照してその特徴などを探った。寺井は、学力調査が教育実践にどのような影響を与えたかなど、両者の相互関係を考察した。青山は国語学力調査の中の書写に関する分野を、縦断的に調査分析し、書字の思考、意識と関連させて考察した。 「パブリケーションを核とした教育」研究班では入手済みの資料の分析及び日本の類似の実践等の分析を行った。石垣(通称・入部)は再度、アメリカに資料収集に出かけた。全米国語教師協議会(NCTE)年次大会のワークショップなどにも参加した。高木はNIEの実践について書籍や各種報告書の整理・分析をした。 なお今年度は石垣と高木が教員研修センターによる「平成18年度『国語力向上研修』調査研究団」一員として、アメリカ連邦教育省や「読み」の教育を重視しているアメリカの小中高校を訪問、また高木が1960年前後の学力調査問題を分析、さらには府川・青山がNIEに関する論考を発表するなど班を超えた研究活動も積極的に行った。
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Research Products
(25 results)