2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本・タイ両国における市民性教育のカリキュラム開発に関する実証的比較研究
Project/Area Number |
17330196
|
Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
平田 利文 Oita University, 教育福祉科学部, 教授 (20173239)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 孜 京都教育大学, 教育学部, 教授 (40115978)
渋谷 恵 常葉学園大学, 教育学部, 准教授 (40312805)
森下 稔 東京海洋大学, 海洋工学部, 准教授 (60300498)
鈴木 康郎 大阪成蹊短期大学, 児童教育学科, 講師 (10344847)
カンピラパーブ スネート 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 講師 (90362219)
|
Keywords | タイ / 市民性教育 / 市民性の資質 / デルファイ調査 / 日本比較教育学会 / 実験授業 / 国際情報交換 |
Research Abstract |
1 ワークショップの開催 平成19年4月24日及び25日の2日間にわたり,日本側の分担者,タイからの研究協力者が名古屋大学において,デルファイ調査の結果から,日本とタイの市民性の資質を絞り込む作業を行った。作業の結果,日本の場合は21の資質を,タイの場合は22の資質を最終的に抽出した。 2 日本比較教育学会発表 平成19年6月30日〜7月1日に開催された日本比較教育学会第43回大会(筑波大学)において,デルファイ調査第2次調査の結果,及び絞り込まれた市民性の資質について研究発表した。 3 タイ現地調査 平田がタイを訪問し(平成19年7月29日〜8月4日),ピサヌローク県の私立小学校において市民性教育の実験授業を実施し,授業観察を行った。合わせて共同研究者と実験授業に関する協議を行い,関係資料の収集に当たった。 4 カリキュラム開発及び実験授業 タイにおいては私立小学校において平成19年8月に3つの学習単元の実験授業を実施した。実験授業では「人権」・「充足経済」・「科学技術と科学」単元の授業をそれぞれ5時間計15時間分の授業を実施し,単元目標の達成が確認され,事前・事後調査により学習効果の検証を行った。また,日本においては,求められる資質の絞り込みを行い,小学校段階のカリキュラムを開発した。 5 研究成果報告書の刊行 3年間の研究結果を研究成果報告書として刊行した。
|
Research Products
(9 results)