2005 Fiscal Year Annual Research Report
2重スケール・オーバレイ・メッシュフリー粒子法による高精度構造/流体連成解析
Project/Area Number |
17360043
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
野口 裕久 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (70218303)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越塚 誠一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80186668)
松尾 亜紀子 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (70276418)
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Keywords | 計算力学 / シミュレーション / 構造・流体連成 / 粒子法 / メッシュフリー法 |
Research Abstract |
本年度は、2重スケール・オーバレイ・メッシュフリー粒子法による高精度構造/流体連成解析の基礎となる理論の構築を行った。まず、メッシュフリー・粒子法による構造/流体連成解析の精度向上を目指し、特に流体構造のインタフェイス近傍空間近似の観点から、Discontinuous Derivative Basis Function法を用いた、2重スケール・オーバレイ法の基礎理論を構築した。また、偏微分方程式の解法の観点から、Immersed Continuum法に基づく、オーバレイ解析手法についても検討した。次に基礎理論に基づいて、種々構造/固体解析のためのメッシュフリー粒子法の開発を行った。(野口) これまで非圧縮性流体解析用に開発してきたMPS法を、より高度な構成則を有する固体・構造解析に適用し、従来までの手法と組み合わせて、3次元非圧縮性流体/構造連成解析手法を確立した。(越塚) 従来の空間近似法ではなく、移動動最小自乗法に基づく改良型SPH法による圧縮性流体のための高精度粒子法について検討した。また従来のSPHを適用した流体構造連成問題の例題として、固体/水/ガスの爆破および構造の破壊問題を解析した。(松尾) 以上の研究実績について、本実績報告書の11に示すように、6件の国内外の学会あるいは雑誌にて報告した。
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Research Products
(6 results)