2005 Fiscal Year Annual Research Report
自由な曲面を構成する自動車用次世代コンポジットの創成と最適化
Project/Area Number |
17360103
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
成田 吉弘 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00137407)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 幸徳 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10186778)
佐々木 克彦 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90215715)
眞山 剛 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40333629)
太田 佳樹 北海道工業大学, 機械システム工学科, 教授 (50233151)
成沢 哲也 釧路高等専門学校 機械工学科, 助教授 (10249766)
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Keywords | 複合材料・物性 / 機械材料・材料力学 / 機械力学・制御 / 構造・機能材料 / 設計工学 |
Research Abstract |
研究代表者と6名の研究分担者は,適宜会合を持ち連携をとりながら本研究課題を進めている.本課題は平成17年度が初年度のため,この課題に関しては(査読付)専門誌論文は刊行済ではないが,いくつかの論文がすでに受理または投稿されるなどの成果が出ている.研究者ごとに研究実績をまとめると以下のようになる. 成田吉弘(研究代表者)は,コンポジット構造要素の最適化に関する論文2編が海外専門誌(International Journal of Solids and Structures, International Journal of Mechanics and Solids)に受理され掲載を待つ段階(巻号は未定)である.他にも1編を共同研究者と連名で日本機械学会誌に投稿中,2編を投稿準備中である. 小林幸徳(共同研究者)は,自動車用の曲面シェル構造をコンポジット材料により補強した場合の動的特性について成果をまとめ,論文として投稿する用意を進めている.佐々木克彦と眞山剛(共同研究者)は,本科学研究費補助金により導入した試験機を利用して,CNTを含むコンポジットについて研究を始め,成果の一部をまとめている段階である. 太田佳樹(共同研究者)は,本課題に用いるため遺伝的アルゴリズムを利用した多目的最適化手法を開発中である.成沢哲也(共同研究者)は,軽量性に優れたトラスタイプのコンポジットの製作法を研究して試作を行うと同時に,解析ソフトを製作中である.成田大祐(共同研究者)は,自動車用コンポジットパネルの解析に必要な,一様でない曲面の表現法と解析の定式化を終えて,数値計算を終えて日本機械学会誌に投稿準備中である.また実験の装置を計画中である. 以上のように本研究課題は,全体の有機的な連携を保ちながら共同研究者が個別課題を進め,初年度の成果をまとめている段階である.
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