2005 Fiscal Year Annual Research Report
多感覚モダリティ記憶メカニズムの解明と痴呆症早期診断システムへの適用
Project/Area Number |
17360117
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
呉 景龍 香川大学, 工学部, 教授 (30294648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河内山 隆紀 香川大学, 工学部, 助手 (90380146)
峠 哲男 香川大学, 医学部, 助教授 (80197839)
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Keywords | 機械工学 / 知能機械学 / 機械システム / 人間機械システム |
Research Abstract |
1)視覚、聴覚および触覚の多感覚モダリティの認知・記憶タスクの認知心理学実験の実施 被験者の視覚(眼)に各種パターンの画像とその動きを、聴覚(耳)に各種純音を、触覚(手)に長さ・形状等を呈示し、被験者がそれらの情報を認知・記憶する際、所要時間と正確さを計測した。視覚、聴覚または触覚の複数刺激を呈示するとき、視覚、聴覚と触覚の相関特性を定量的に測定・解析して、多感覚モダリティ脳波実験とfMRI実験の設計に基礎データを提供した。 2)多感覚モダリティの認知・記憶タスクの脳波とfMRIの単独計測実験の実施 多感覚モダリティ記憶モデルを提案するため、多感覚刺激を認知・記憶する際の脳内活動を客観的に計測する必要がある。本研究では、まず多感覚モダリティの時間特性の解析に強い脳波と空間特性の解析に強い磁気共鳴画像(fMRI)をそれぞれ計測した。 3)実験データの整理・変換と多変量解析による実験結果の解析 以上の認知心理学実験、脳波計測実験及び機能的磁気共鳴画像を測定するfMRI実験によって、それぞれ被験者の認知・記憶回答の離散量(反応時間、正回答の回数等)、脳波信号の波形と磁気共鳴画像の実験データが得られた。データ変換手法を用いて、各種の実験データを変換して多変量解析を行った。 4)多感覚モダリティ記憶仮説モデルの提案 以上の視覚、聴覚および触覚の多感覚モダリティの認知・記憶タスクの認知心理学実験、脳波実験、fMRI実験データとその解析結果に基づいて、視聴覚の方向注意仮説モデル、指の能動・受動による触覚パターン知覚の仮説モデル、言語記憶処理の仮説モデルを提案した。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] 手指触覚による長さ認知特性に関する考察-fMRIによる人間高次脳機能の計測2005
Author(s)
呂勝富, 酒井義郎, 呉景龍, 北沢雅之, 小笠原淳一, 山内秀一, 山本正幸, 葛盛, 根来清, 松永尚文
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Journal Title
システム制御情報学会論文誌 Vol.18, No.4
Pages: 136-145
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