2005 Fiscal Year Annual Research Report
小型・低消費電力・低コストで実現されるデバイス連携技術に関する研究
Project/Area Number |
17360173
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森川 博之 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (50242011)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青山 友紀 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 教授 (80292895)
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Keywords | センサネットワーク / デバイス連携 / 組み込みソフトウェア / MACプロトコル / ルーティングプロトコル / 消費電力 / 無線通信 / ユビキタス |
Research Abstract |
本研究の目的は,ユーザが自分自身の手で身の回りの照明などの電源駆動のオブジェクトのみならず,マグカップに組み込まれたセンサや目覚まし時計などのバッテリ駆動オブジェクトの機能を利用してさまざまなサービスを構築することができるような創造的な空間の構築である. 今年度は,デバイス連携技術の機能要件の検討,イベント駆動型サービス記述機構の検討,イベント指向ネットワーク機構の検討,適応型メディアアクセス制御機構の検討,テストベッドの開発および初期的評価を行った. 1.小型・低消費電力・低コストなデバイス連携技術に向けたビジョンと実現に向けての検討 小型・低消費電力・低コストで実現可能なデバイス連携技術を実現するための機能要件やアプリケーションイメージに関する検討を行った. 2.イベント駆動型サービス記述機構の検討 イベント駆動型サービス記述機構の実現に向け,結合制御モデルと動的機能ローダに関する検討を行った. 3.イベント指向ネットワーク機構の検討 イベント指向ネットワーク機構の実現にむけ,機能に基づくアドレッシング方式とフラッディングを基盤としたルーティング方式に関して消費電力や連携の柔軟性の観点から検討を行った. 4.適応型メディアアクセス制御方式の検討 バッテリ駆動のデバイスと電源駆動のデバイスが混在する環境においてスループットの向上と消費電力の低減化とを同時に実現するために,2種類のメディアアクセス制御方式を切り替える手法の検討を行った. 5.テストベッドの開発および初期的評価 上記検討を踏まえ,テストベッド上に初期的な実装を行った.
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Research Products
(6 results)