2006 Fiscal Year Annual Research Report
小型・低消費電力・低コストで実現されるデバイス連携技術に関する研究
Project/Area Number |
17360173
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
森川 博之 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (50242011)
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Keywords | センサネットワーク / デバイス連携 / 組み込みソフトウェア / MACプロトコル / ルーティングプロトコル / 消費電力 / 無線通信 / ユビキタス |
Research Abstract |
本研究の目的は,ユーザが自分自身の手で身の回りの照明などの電源駆動のオブジェクトのみならず,マグカップに組み込まれたセンサや目覚まし時計などのバッテリ駆動オブジェクトの機能を利用してさまざまなサービスを構築することができるような創造的な空間の構築である. 本年度は,平成17年度の検討を推し進めるとともに,小型無線通信コンピューティングデバイスの開発を行い,本デバイス上に各種機構の実装を進めた. 1.近接指向ユーザインタフェースの検討 近接指向ユーザインタフェースは,ユーザが本デバイス連携技術を利用してサービスを作成するためのユーザインタフェースである.至近距離にあるオブジェクトに対してしか操作を与えることができないという制限を利用することで,直感的な操作とセキュリティの2点が実現可能である.近接指向ユーザインタフェースの実現に向けて,受信電波強度を利用することによる近接検知手法の検討を行った. 2.小型無線通信コンピューティングデバイスの検討と開発 テストベッドの実現に向けて,小型無線通信コンピューティングデバイスの検討と開発を行った. 3.無線センサネットワーク向け基盤ソフトウェアの移植 上記小型無線通信コンピューティングデバイス上に,森川研究室で開発した無線センサネットワーク向けの基盤ソフトウェアの一部の移植を行った.具体的には,タスクスケジューリング機構,ネットワークレイヤリング機構,抽象デバイス入出力API,各種システム関数の移植を行った. 4.イベント駆動型サービス記述機構の開発と実装 小型無線通信コンピューティングデバイス上に移植された基盤ソフトウェア上にイベント駆動型サービス記述機構の実装を行った.
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Research Products
(6 results)