2006 Fiscal Year Annual Research Report
港湾エリアにおける海洋ユビキタスセンサネットワーク
Project/Area Number |
17360184
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
北條 晴正 東京海洋大学, 社会連携推進共同研究センター, 客員教授 (20377071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 明生 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (00023250)
樊 春明 東京海洋大学, 海洋科学部, 助手 (10311664)
小池 義和 芝浦工業大学, 工学部, 助教授 (30251672)
吉田 将司 サレジオ工業高等専門学校, 講師 (50446241)
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Keywords | 情報システム / ネットワーク / 計測工学 / 海洋工学 |
Research Abstract |
初年度行った利用者および関係者による市場・技術の要求要件の調査では、現在の陸上における先端的ユビキタスセンサネットワークよりはむしろ現実的な要求が大勢を占めた。特にICタグ関連の要求が多く聞かれた。ICタグあるいはRFIDについては総務省、国土交通省などの関連研究機関やメーカなどがすでに大規模な検証実験などを進めている。またこれらの技術が本研究分野にも多く利用できることが明らかになった。 研究2年目に当たる18年度は、以上の状況を踏まえ、港湾域においても特に海上域のセンサネットワークの調査・研究を中心に進めた。 未だ本格的な検証実験には至っていないが、ネットワークコアシステムの要素技術として、水中音波通信技術を中心に海上の測位と海底のセンシングを検討し、海面下センサや海上構造物(ブイ)などの調査研究を進めた。 また、これに関連する複合センシング技術として、地域環境保護のための海岸域の海底温度・酸素量モニタリングおよび海岸域のセキュリティ用途などに、高精度位置情報をもとにGPS利用の音波通信性能向上の研究を進めている。 環境適応型無線ネットワークとしてはアドホック形無線ネットワークが検討されたが、本文冒頭に述べた要求からはネットワーク回線の長距離化が優先されると判断し、平成18年度は長距離形ZigBeeの基本的調査や微弱無線長距離化の研究などを実施した(継続中)今後は無線LAN、無線PANなどを使用した実用的なネットワークの提案が課題となっている。 加えて、実用上本研究に関係する技術であり電波法改正により利用が可能となった433MHz帯アクティブICタグシステムについても調査を開始した。
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Research Products
(3 results)