2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17360210
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
二羽 淳一郎 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (60164638)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 弘 港湾空港技術研究所, 構造強度研究室, 室長 (50344312)
三木 朋広 東京工業大学, 大学院理工学研究科, 助手 (30401540)
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Keywords | PCはり / せん断破壊 / 外ケーブル方式 / トラスモデル / せん断耐力 / せん断補強 / 非線形解析 / セグメント |
Research Abstract |
本研究は、外ケーブルセグメント方式を含め、PC構造物のせん断耐力を、力学的なメカニズムの裏付けを基に正確に評価し、せん断破壊に対して適正な安全度を付与していくことを目的とする。この目的のため、研究費の交付を希望する2年間の間に、必要な実験、ならびに数値解析的な検討を行って、PC構造物のせん断耐力を明らかにし、それに基づいて、合理的な設計方法を提案する。 平成17年度には、せん断補強されたPC部材のせん断耐力評価法に的を絞り、実験的ならびに数値解析的に検討を行った。せん断補強された、矩形断面、I型あるいはT型断面のPC梁のせん断実験データを国内外から広範に収集した。既発表論文に示されている実験データには比較的古いものも多く、材料特性のバラツキが大きかったり、試験の精度に関して疑義を含む場合もある。このため、非線形FEM解析によって、実験データの妥当性を個々に評価し、明らかに不適当と思われるものはスクリーニングすることにより、最終的に、簡易モデル検証用の実験データを完成させることを目指した。続いて、せん断補強筋比をパラメータとした非線形FEM解析を系統的に実施し、破壊メカニズムを明らかにし、せん断補強筋を含んだ簡易なトラスモデルの定式化を目指した。これと並行して、簡易トラスモデル検証用の外ケーブル方式のPC梁の載荷実験を実施し、簡易なトラスモデルの有効性を確認した。これらの成果を土木学会論文集、コンクリート工学年次論文集などに発表した。18年度は、最終的に、PC構造物のせん断耐力を簡易に、しかも精度よく評価できる手法の確立を目指していく。
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Research Products
(6 results)