2005 Fiscal Year Annual Research Report
高減衰・高耐力な「地盤改良複合基礎構造」の開発に関する研究
Project/Area Number |
17360214
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
竹宮 宏和 岡山大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (10026156)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 茂之 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (00183418)
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Keywords | 性能耐震設計 / 複合基礎 / フィールド実験 / 非線形地震応答解析 / 地盤-基礎の動的相互作用 / プレキャスト版WIB / 廃タイヤシュレッド / 高減衰材 |
Research Abstract |
地盤との動的相互作用応答を考慮した新基礎設計開発へのコンピュータ・シミュレーション(竹宮) 橋梁構造物を対象に,地盤改良複合杭基礎の動的応答性状をコンピュータ解析から調べた.ソイル・セメント杭で構成されるハニカム形状の中詰めに廃タイヤ・シュレッドからなる工減衰材を使用した場合を想定した。原地盤と共に,中詰したハニカム・セルWIB構造と杭基礎と周辺地盤の動的非線形相互作用解析から,上部構造の応答減衰への影響を評価し,それを考慮した杭体応答としての靭性率,エネルギー吸収度を評価して性能設計への資料を得た。 フィールド実験(竹宮) 廃タイヤ・シュレッド材の動特性把握として,杭とその周辺に複数セル・ハニカム改良体を施したモデルをプレキャスト製作し,フィールド実験実験から基礎杭としての杭体,ハニカム形状のソイル-セメント杭,タイヤ・シュレッド中詰材の動的挙動を把握した。今回使用した各種の加振源(ガイドハンマー,キャタピラ車走行,小型起振機)と実験サイトの地盤条件から,注目した振動数帯域は20Hz-30Hzでの振動吸収性能を評価できた。そしてプレキャスト版の幾何学的配置をパラメータに,より減衰性能が発揮できる形状と配置を把握した。
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Research Products
(6 results)