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2005 Fiscal Year Annual Research Report

物質循環のためのソノプロセスの確立

Research Project

Project/Area Number 17360382
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

香田 忍  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10126857)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松岡 辰郎  名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (60252269)
二井 晋  名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (90262865)
Keywords円筒型反応器 / KI定量法 / ルミノール発光 / 超音波霧化 / エマルジョン会離
Research Abstract

ソノリアクター(円筒型反応器)の検討
これまでに液面高さが520mmの円筒型反応器では,下から上に超音波を照射した場合,化学反応の効率に高さ依存性があることを見出していた。本年度は照射方向による違いを調べるため水平方向の照射装置を開発し照射方向に対する依存性を考察した。この目的のために備品としてパワーアンプとして本多電子製L-400BM-H,KI法による化学作用の定量には紫外可視分光光度計V-530ST,ルミノールによる反応場の観察にCCD検出器DV434-UV型,分光器MS3501iを購入し使用した。
化学作用は水平方向と垂直方向との違いが見られなかった。また,ルミノール発光から反応場は反射面側に存在することが明らかとなった。
超音波による分離技術の検討
2.4MHzの高周波超音波を数cmの液深の液から生成させた霧を外気導入によって運び去り、霧滴と蒸気を凝縮させる、超音波霧化により水溶液からエタノールが濃縮できることが知られている。エタノールが界面活性を呈することに着目して,水溶液からの界面活性剤の濃縮を行った。分子量や種類の異なる活性剤の分離挙動を明らかにした。活性剤濃度が小さく、分子量が小さいほど濃縮率は大きくなり、濃縮率の観点ではエタノールと活性剤の挙動は類似していることを見出した。
液-液分散系の油水混合物であるエマルジョンへの高周波超音波照射により,エマルジョン分離が促進されることを見出した。超音波による放射圧により液滴合一が加速されると考えられ、乳化重合の反応生成物の分離など,有機合成のダウンストリームプロセスとして,ソノ分離プロセスが期待される。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] KI定量法による円筒型超音波反応器の評価2005

    • Author(s)
      朝倉 義之他
    • Journal Title

      Proceeding of Symposium of Ultrasonics Electronics 26

      Pages: 481-482

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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