2007 Fiscal Year Annual Research Report
マルチエージェントシミュレーションによる河川舟運の輸送最適化とボトルネック解析
Project/Area Number |
17360424
|
Research Institution | National Maritime Research Institute |
Principal Investigator |
間島 隆博 National Maritime Research Institute, 物流研究センター, 主任研究員 (30392690)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 大輔 国立大学法入東京海洋大学, 海洋工学部, 助教授 (30435771)
高玉 圭樹 電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (20345367)
|
Keywords | 物流最適化 / シミュレーション工学 / アルゴリズム / 防災 / マルチエージェントシステム |
Research Abstract |
本年度は本研究計画の最終年度に当たり、昨年度までに実施した「知識ベース(ヒューリスティック)手法」と「メタヒューリステイック手法」の2手法について路線網構築アルゴリズムの研究内容をまとめ、実用的なアルゴリズムを構築した。具体的には、河川舟運の特徴としてあらわれるボトルネックを考慮した舟運最適化のための路線網決定アルゴリズムを研究するとともに、「知識ベース手法」と「メタヒューリステイック手法」のハイブリット化を探求した。このアルゴリズムにより得られた路線網を、マルチエージェントシステムを用いた輸送シミュレーターを用いて評価する手法を確立した。以下は路線網構築アルゴリズムに関する研究の詳細である。 複雑ネットワークの分野で研究が盛んであるネットワーク成長モデルを参考とした知識ベース手法としてのアルゴリズムを考案し、初期路線網を生成する方法を研究した。路線網が成長していく過程でメタヒューリステイクスなアルゴリズムを導入してハイブリッド化を行い、準最適解を回避しつつ路線網を成長させることが可能となった。また、OD(発着地)需要に対応して目的地を複数(昨年度は1箇所に限定)設定した路線網を構築するために、上述したアルゴリズムで得られる初期路線網を進化させる方法を研究した。路線の利用者が、与えられた路線網から乗り換えも含めた経路を決定するアルゴリズムを研究し、路線網の進化アルゴリズムと融合させた。これより、路線網の変化に伴い、利用者の経路が変化することが表現でき、進化的プロセスを経て最終的な路線網が生成される枠組みを完成させた。この手法を既存の研究成果と比較し、より良い路線網を生成できる可能性が確認できた。これらの成果は国際会議を中心に発表を行った。(IES'07、WEIN'07、SICE'08で発表,ITSSAジャーナルへ投稿中)
|
Research Products
(18 results)
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Hub airport location in air cargo system2008
Author(s)
Watanabe, D., Majima, T., Takadama, K., Katuhara, M.
Organizer
International Conference on Instrumentation, Control and Information Technology(SICE'08)
Place of Presentation
The university of Electro-Communications
Year and Date
20080800
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Book] Learning Classifier Systems: Workshops, IWLCS 2003-2005, Revised Selected Papers2007
Author(s)
Kovacs, T., Llora, X., Takadama, K., Lanzi, P.L., Stolzmann, W., and Wilson, S.W.(Eds.)
Total Pages
345
Publisher
Springer-Verla