2007 Fiscal Year Annual Research Report
流域レベルにおける窒素・炭素の物質循環構造のモデル化
Project/Area Number |
17380138
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
後藤 章 Utsunomiya University, 農学部, 教授 (80162139)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水谷 正一 宇都宮大学, 農学部, 教授 (70093143)
石田 朋靖 宇都宮大学, 農学部, 教授 (00159740)
松井 宏之 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (30292577)
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Keywords | 物質循環 / 水質水文 / 流域水環境 / 窒素収支 / 炭素収支 |
Research Abstract |
本研究では,生命活動を媒介とする炭素・窒素の物質循環と流域水循環とを結合させた,流域水循環・物質循環モデルの開発を目指し,以下の具体的な研究目的に沿って研究を進めている。 (1)流域物質循環モデルの基礎をなす水文モデルの構築 (2)対象流域内における炭素・窒素の収支構造の分析・モデル化 (3)土壌の状態に応じた土壌細菌相の機能の定式化 (4)上記3モデルの結合による流域物質循環モデルの構築 本19年度は,主としてインドネシア・チダナウ流域を研究対象地域として,現地調査を継続的に実施し,水文・水質・土壌関係の基礎データを蓄積するとともに,流域物質循環モデルの基礎をなす水質水文モデルを完成させた。この成果は農業農村工学会論文集に発表された。また,チダナウ流域における有機物負荷の流達・浄化のモデル化,流域水環境管理計画の立案評価とともに,DNDCモデルを基礎に,窒素・炭素の連動的物質循環を表す流域物質循環モデルを構築し,その改良を図ってきた。これらの成果の一部は,平成19年度農業農村工学会大会講演会(2007年8月)において口頭にて発表され(3件),また,平成20年度同講演会において発表される予定である(2件)。
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Research Products
(1 results)