2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17390084
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Research Institution | NAGOYACITY UNIVERSITY |
Principal Investigator |
中西 真 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (40217774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 浩士 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教授 (80262020)
丹伊田 浩行 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助手 (20336671)
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Keywords | 細胞周期 / チェックポイント / アポトーシス |
Research Abstract |
哺乳動物細胞におけるDNA損傷あるいはDNA複製完了をモニターし、細胞周期進行を制御する分子機構を明らかにする目的で、Chk1キナーゼの欠損細胞を作製しその表現型を解析した。Chk1は細胞の生存そのものに必須であり、かつDNA損傷あるいはDNA複製チェックポイント活性化における細胞周期G2/M期停止に必須であった。コンディショナルChk1欠損細胞の解析から、Chk1の機能不全はS期でのサイクリンB/Cdc2の活性化を引き起こし、この活性化がDNA損傷(特に二重鎖切断)を誘導して分裂破局を引き起こすものであった。DNA損傷はDNA損傷チェックポイントを活性化し、最終的にp53タンパク質の安定化を引き起こした。安定化したp53はミトコンドリア経路を介してカスパーゼを活性化し、細胞にアポトーシスを誘導することが明らかとなった。この細胞死は特異的阻害剤を用いた結果から、サイクリンB/Cdc2の活性化が必須であり、またp53欠損細胞を用いた結果から、機能的p53の存在が重要であることが明らかとなった。これらの結果は、分裂破局がチェックポイントを逃れた不安定な染色体を持つ細胞を取り除く新たなチェックポイントであることを示唆している。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Biological Effects and Field Emission-Type X-Rays Generated by Nanotechnology.2007
Author(s)
Nakato, T., Namanishi, M., Kita, S., Okuyrama.F., Shibamoto, Y., Otuka, T.
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Journal Title
Radiat. Res. 48
Pages: 153-161
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[Journal Article] Regulation of mitotic function of Chk1 through phosphorylation at novel sites by cyclin-dependent kinase 1(Cdk1).2006
Author(s)
Shiromizu, T., Goto, H., Tomono, Y., Bartek, J., Totsukawa, G., Inoko, A., Nakanishi, M., Matsumura, F., Inagaki, M.
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Journal Title
Genes Cells. 11
Pages: 477-485