2006 Fiscal Year Annual Research Report
新規RNA結合タンパク質D8によるアポトーシス誘導の機構
Project/Area Number |
17390089
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
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Keywords | アポトーシス / RNA結合蛋白質 / KHドメイン / p53 / TGF-beta / TPA / splicing |
Research Abstract |
新規・・・結合蛋白質D8がアポトーシスを誘導する活性をもつことを見出しその分子機構を解析した。 1)D8がKHドメイン1,2を介してBimの3'-UTRに結合して安定化することを明らかにした。標的配列と結合するにはKHドメイン1,2両方が必要であった。 2)Bimの3'-UTR上のD8結合部位を同定し、三カ所のAU rich配列が重要であることを明らかにした。 3)Bimの誘導がD8によるアポトーシス誘導に重要であることを明らかにした。 4)ルシフェラーゼ・アッセイ、クロマチン免疫沈降法によりD8のプロモーターがp53やTGF-betaシグナルにより直接に転写活性化されることを明らかにした。 5)D8にエストロジェン受容体が結合し、mRNAのsplicingに関与することを示唆する結果を得た。D8以外に染色体1,18,19に存在するファミリーを同定し、TPAによって発現誘導されることを見出した。
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Research Products
(15 results)