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2005 Fiscal Year Annual Research Report

健康行動の変容能力に関連する遺伝子に基づく生活習慣病予防プログラムの構築

Research Project

Project/Area Number 17390182
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

山縣 然太朗  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (10210337)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武田 康久  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教授 (60324183)
Keywords遺伝子多型 / 肥満 / 介入 / β3-アドレナリン受容体
Research Abstract

【目的】肥満の改善に対する反応性の個人差の要因として、肥満関連遺伝子であるβ3-アドレナリン受容体Trp64Arg多型をターゲットにして、それを証明するために、生活指導と環境改善による減量効果とβ3-アドレナリン受容体Trp64Arg多型の関連を検討することを目的とした。
【方法】対象は生活習慣予防対策を積極的に実施している事業所の男性従業員614名.(肥満者145名BMI<25,非肥満者469名BMI<25)。生活指導内容は1999〜2003年の4年間に食事指導、従業員食堂でのメニューのカロリー表示、ポスターによる健康情報(栄養,運動,禁煙)の提供、問診表による健康度チェック、肥満防止の啓発、運動キャンペーンをおこなった。測定項目はβ3-アドレナリン受容体Trp64Arg多型の同定,ベースラインおよび4年後の体重,BMI,収縮期および拡張期血圧、なお、遺伝子型同定はDHPLC法およびRFLP法を用いた。なお、DHPLC法によるβ3-アドレナリン受容体Trp64Arg多型の同定方法は筆者らが始めて開発した方法である。
【結果】1)肥満者と非肥満者において,Trp64Arg多型の頻度に差はなかった。2)ベースラインの対象者の特徴に遺伝子型による違いはみられなかった。3)4年間のBMI変化において,Arg alleleは有意に増加したのに対して,Trp alleleはわずかに減少し,遺伝子型による違いがみられた。
【結論】β3-アドレナリン受容体Trp64Arg多型は体重減少の介入に際してその効果に関連していることが観察された。本遺伝子多型が行動変容感受性遺伝子の一つである可能性が示唆された。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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