2005 Fiscal Year Annual Research Report
摂食抑制を示す新たなPPARγ応答性分泌蛋白のノックアウトマウス解析と臨床応用
Project/Area Number |
17390267
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
森 昌朋 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80174382)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 哲郎 群馬大学, 医学部, 助手 (40302484)
山田 正信 群馬大学, 医学部, 講師 (90261833)
岡田 秀一 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (20260474)
清水 弘行 群馬大学, 医学部, 講師 (20251100)
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Keywords | NAP-1 / ノックアウトマウス / アデノウイルス / プロモーター |
Research Abstract |
NAPの生体内の生理作用の解明のために、以下の実験を実施した。 (1)Adenovirus-associated NAP RNAi-expression vectorの構築 Adenovirus-associated NAP RNAi expression vectorを作成して、それをラット脳室内に投与し、脳内NAPが欠損した状況を作成し、その際のラットの摂食量は3日目より増加し、その後体重は増加した。 (2)NAP genomeのcloning NAPのノックアウト・マウスを作成するために、まずNAP genomeのcloningを行った。 (3)NAPノックアウト・マウスの作成 NAP-1がcodingされているExon3-4(約3kb)を欠出するtargeting vectorをhomologous recombination法により構築後、ES細胞への移入を行いPCRセレクションを実行し、3系統のキメラマウスを作成しつつある。 (4)Adenovirus-associated NAP-expression vectorの構築 Adenovirus-associated NAP-expression vectorを構築しつつある。この発現ベクターをラット脳室内に投与し、NAPを過剰に脳で発現させた際の、摂食量および体重変化を詳細に検討し、NAPが摂食抑制性に作用することを確認する。 (5)NAP genomeのcloning後、そのPromoter領域に局在するPPARγ応答領域を検討するため、NAP promoter-luciferase vectorを構築して検討しつつある。
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Research Products
(4 results)