2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17390383
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
横見瀬 裕保 Kagawa University, 医学部, 教授 (80231728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 恭通 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (50314927)
黄 政龍 香川大学, 医学部, 准教授 (10271511)
田畑 泰彦 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50211371)
後藤 正司 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (40398029)
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Keywords | 膿胸 / ポリ乳酸カプロラクトン共重合体 / 線維芽細胞増殖因子 / 治療 / 動物実験 / 薬物徐放 / 自己組織再生 / 生体吸収材料 |
Research Abstract |
目的:。自己組織再生誘導により呼吸器外科術後死腔を閉鎖し膿胸を予防する。膿胸治療として抗生剤情報化ビーズを開発する。 材料:ポリ乳酸カプロラクトン共重合体(PLAcoCL)スポンジを作成した。FGF徐放化学架橋ゼラチンビーズを作製した。セフメタゾン徐放PLGAマイクロスフェアーを作製した。 移植実験:ウサギ左肺全摘後非感染性胸腔にPLAcoCLを充填しbFGF徐放ゼラチンビーズを散布の効果を調べた。1,2,3,6,12,24ケ月で胸腔内への自己組織再生誘導過程を組織学的に検討した。セフメタゾン徐放PLGAマイクロスフェアーの抗生剤徐放曲線を作製した。 結果:移植PLAcoCLは内部に肉芽組織を誘導した。6ケ月でスポンジ構造は消失しコラーゲン沈着を伴う線維芽細胞からなる肉芽を形成した。24ケ月でごく僅かなPLAcoCLを残すのみとなり肉芽組織は脂肪組織に置換された。過剰肉芽形成は認めなかった。FGF徐放化学架橋ゼラチンビーズの付加の影響は認めなかった。セフメタゾン徐放PLGAマイクロスフェアーはPBS内で16日間にわたりセフメタゾンを徐放した。
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Research Products
(3 results)