2005 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病自己管理アウトカム指標を用いた糖尿病教育ガイドラインの策定
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17390578
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
森川 浩子 福井大学, 医学部, 講師 (10313743)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
門脇 孝 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
兼松 百合子 岩手県立大学, 看護学部, 教授 (20091671)
正木 治恵 千葉大学, 看護学部, 教授 (90190339)
中村 伸枝 千葉大学, 看護学部, 教授 (20282460)
黒江 ゆり子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (40295712)
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Keywords | 糖尿病教育 / 質の保証 / 標準化 / ガイドライン / 糖尿病予防 / AADE / セルフマネジメント / アウトソーシング |
Research Abstract |
1.2005年8月AADE(米国糖尿病教育者協会)年次集会において、「Think Globally, Act locally : A New Perspective on Diabetes Education」という1時間半の教育講演で、研究代表者森川が、「Current Diabetes Education Initiatives in Japan」を口演した。この教育講演は、AADE年次集会で配布される新聞"AADE Daily News"の一面に取り上げられた。 2.2005年8月、Motivational Interviewingの研究者であるゲリーウエルティ博士(ベイステート医療センター)のもとで、森川浩子・黒江ゆり子が研修を受けた。この研修内容を、2005年11月、第25回日本看護科学学会交流集会「動機づけ質問技法をあなたの道具箱に」で発表すると共に、2006年2月"看護学雑誌"で紹介した。 3.2005年10月、"第1回糖尿病教育のナショナルスタンダードに関する公開シンポジウム"を、東京大学・京都府立医科大学で開催し、ケーティワインガー博士(ハーバード大学助教授、ジョスリン糖尿病センター上級研究員、AADE理事)による"ADA糖尿病教育ナショナルスタンダードの概念"と題する講演を行うとともに、日本での糖尿病教育の標準化について、本研究班から8人が問題提起した。本シンポジウム内容は、"第1回糖尿病教育のナショナルスタンダードに関する公開シンポジウム講演集"及び2006年2月"プラクティス"で記録としてまとめ、その概略(英文に翻訳)を、ADA(米国糖尿病学会)会長・AADE会長に送り、国際的な交流を図った。 4.2005年9月に、厚生科学審議会は、"今後の生活習慣病対策の推進について(中間とりまとめ)"を報告し、ポピュレーションアプローチ・ハイリスクアプローチの相乗効果を打ち出した。本研究班では、この報告をふまえ、糖尿病セルフマネジメントの支援体制拡充のために、糖尿病教育の質の保証とアウトソーシングについて、検討した。 5."第1回糖尿病教育のナショナルスタンダードに関する公開シンポジウム"を開催することで、糖尿病医療に関する学会からの反響は大きく、糖尿病診療・教育の標準化にむけて多くの示唆を得た。これらを平成18年9月"第2回糖尿病教育のナショナルスタンダードに関する公開シンポジウム"に繋げる。
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Research Products
(6 results)