2005 Fiscal Year Annual Research Report
看護治療技術育成のためのスクイージング手法訓練モデル開発と評価システム研究
Project/Area Number |
17390579
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
江川 隆子 京都大学, 医学部, 教授 (40193990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫻庭 繁 京都大学, 医学部, 教授 (20114283)
林 優子 京都大学, 医学部, 教授 (50284120)
赤澤 千春 京都大学, 医学部, 助教授 (70324689)
奥津 文子 京都大学, 医学部, 講師 (10314270)
玉木 彰 京都大学, 医学部, 助教授 (70269851)
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Keywords | スクイージング / 呼吸理学療法 / 看護治療技術 / シミュレーション |
Research Abstract |
平成17年度は(1)スクイージング訓練モデル開発に向けての基礎調査、(2)人体モデルを元に訓練モデルのプロトタイプを作成した。(1)については呼吸療法士でもある当大学の教員の手技を調査した。手の配置や方向、呼吸とのタイミング、圧を調査した。訓練モデルを作成するために、上半身の人体モデルと、圧や方向、タイミングを操作でき、データが収集できるソフトが必要である。そのため、研究協力者である京都科学の技術員と一緒にソフト開発を行った。人体の上半身モデルに呼吸の吸気と呼気となるセンサーを使用した。また、微細な圧も検知できる感圧センサーを用い、圧の広がりを検知することで圧の方向も測定できた。圧力データ取り込み用パソコンと連動し、自動的にデータが採取でき量にしている。その結果をもとに(2)を作成した。訓練モデルは圧の力、呼吸とのタイミング、方向を正しく測定できるプロトタイプとなった。その訓練モデルが正しく測定されているかを理学療法士の専門学校の学生に使用してもらい確認をした。その結果、測定値は一定であることと、これを使用してスクージングの練習をすることは圧やタイミングを実感でき、技術習得にも役立つとの意見があった。平成18年度はプロトタイプの改良のため、この訓練モデルを使用して、看護学生、看護師のスクイージングに関する数値の収集と習得過程を明らかにする予定である。
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