2005 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける日本語資料所在と現状とに関する調査
Project/Area Number |
17401011
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松原 孝俊 九州大学, 韓国研究センター, 教授 (20150378)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 光敏 九州大学, 名誉教授 (70036987)
有馬 学 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (80108612)
岡村 敬二 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 教授 (90310664)
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Keywords | 朝鮮半島 / 中国東北部・満州 / 日本文学 / 日本語古典籍データベース / 台湾大学総図書館 / 台北帝国大学 |
Research Abstract |
1.平成17年度において、最優先課題として取り組んだのは,朝鮮半島・台湾・中国東北部など東アジア所在の日本語古典籍データベース作成であった。これは、Peter Kornicki教授(the Faculty of Oriental Studies at the University of Cambridge and Robinson College, Cambridge.)による、欧州所在日本古書総合目録プロジェクト(http://asuka.nijl.ac.jp/xml/korn/index.html)を念頭に置き、この東アジア版であり、この作成の充実に努めた。 2.平成17年度の計画に従って、「海外所在日本資料調査団」相互の横の連絡を密にして、これまでの研究調査報告に関するデータ収集に努めた。 (1)「誰が、いつ、どの図書館の調査をし、その調査報告書はどのような形で公表されたか?」 (2)「各図書館において、どの部分の調査が終了し、どの部分が未調査であるか?」 (3)「そして各調査団は継続して調査する可能性があるかどうか?」 (4)「各調査に関する現状および報告書を1元的に管理・運営するシステムを構築できないか?」などに関する情報共有ためのデータ収集に努めた。 3.台湾大學総図書館所蔵(旧台北帝国大学所蔵)文献資料に対する書誌学的調査を詳細に実施し、善本を選択した後、その詳細な書誌事項を点検したのち、平成18年度に「善本目録」刊行を実現するための作業を終了し、その編集作業に着手した。
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Research Products
(6 results)