2005 Fiscal Year Annual Research Report
日韓中3国の酸性雨越境汚染と地球温暖化防止のための協力枠組みの構策に関する研究
Project/Area Number |
17402003
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
周 い生 立命館大学, 政策科学部, 教授 (80319483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲上 健一 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (10109077)
小杉 隆信 立命館大学, 政策科学部, 助教授 (30273725)
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Keywords | 日本 / 中国 / 韓国 / 二酸化硫黄 / 二酸化炭素 / 国際協力枠組み / エネルギー経済モデル |
Research Abstract |
本年度は、日中韓3力国のSOxとCO_2排出構造の現状および課題を明らかにし、気候変動枠組みにおける先進国、中進国と途上国の協力共同体及びローカル(Sox)とグローバル(CO_2)を統合した対策モデルを構築することを主要な内容とした。 日中韓におけるCO_2、SO_2排出削減総合戦略評価モデルの目的: 本モデルはアジアに位置する主な3つの国:日本、韓国と中国を研究対象として、CO_2とSO_2排出削減に関する総合戦略評価を目的として開発されるものである。さらに、このモデルによる発展途上国の経済・エネルギー・環境政策及び先進国の協力を総合評価することを行う。 モデルの構造: 1)分析地域:日本、中国と韓国。その中で、中国について6サブ地域に細分化する。世界のその他の地域において、中日韓とのエネルギー供給関係を分析できるようにするため、エネルギー資源分布に基づいて5つのサブ地域:南アジア、中東、旧ソ連、南太平洋とその他の地域を考慮している。 2)サブモデル:マクロ経済モデル、エネルギー需要モデル、エネルギー供給モデル、エネルギーバランスモデル、CO_2とSO_2排出モデル、エネルギーシステムコストモデル、コスト最小の総合評価モデル、CO_2とSO_2排出量を規制する総合評価モデルなど。 モデルの主な機能: 1)シナリオ予測:経済発展、エネルギー供給と環境排出政策による中日韓3国における将来のエネルギー消費量とCO_2、SO_2排出量を予測する。 2)日中韓3国におけるCO_2,SO_2排出削減の総合戦略評価(コスト最小で最適化) 3)日中韓3国におけるCO_2,SO_2排出削減について協力の最適評価
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