2006 Fiscal Year Annual Research Report
アジア太平洋諸国における公共部門モダニゼーションの多様性に関する比較分析
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17402008
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| Research Institution | Yokohama National University |
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Principal Investigator |
小池 治 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究科, 教授 (10241738)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 雅晴 立命館大学, 法学部, 教授 (00229212)
椛島 洋美 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究科, 助教授 (20336043)
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| Keywords | 政治学 / ネットワーク / ガバナンス / 公共管理 / 国際貢献 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、日本を含むアジア諸国の公共部門におけるモダニゼーションの課題を析出することにある。平成18年度においては、引き続きアジア太平洋諸国における行政改革に関する最新情報の収集に当たるとともに、そのとりまとめを行った。具体的には、小池は2007年3月にニュージーランドを訪問し、ビクトリア大学行政大学院の研究者と意見交換を行うとともに、社会開発省でヒアリング調査を実施した。堀は2006年夏にアメリカ合衆国カリフォルニア州とオレゴン州を訪問し、カリフォルニア大学とポートランド州立大学において州の行政改革についての資料を収集した。また2007年3月にはニュージーランドを訪問し、ビクトリア大学とメッシー大学において同国の行政改革の最新資料を収集した。椛島は、2007年1月にフィリピンを訪問して日比経済連携協定(JPEPA)締結に伴う公共部門構造の変容を調査するとともに、3月にはシンガポールを訪問し、研究協力者であるシンガポール国立大学のバク教授と意見交換を行った。一方、小池・堀・椛島の3名は、昨年度からの研究成果をとりまとめるべく「政策評価」をキーワードとするディスカッションペーパーを作成し、当初の予定どおり2006年7月に福岡で開催された世界政治学会において報告を行った。なお当ペーパーは加筆修正のうえ、RITUMEIKAN LAW REVIEW International Edition (No.24 March 2007)として公刊された。それ以外に、小池はアジア諸国における公共部門改革に関する論文をまとめ、行政学の専門誌である『季刊行政管理研究』に発表したほか、日本のシビルソサエティに関する英文ペーパーをとりまとめて公刊した。堀は、世界政治学会の同じセッションで報告されたフィンランドの研究者らの英文論文を日本語に翻訳し、当研究課題である公共部門モダニゼーションの多様性をめぐる議論の一層の豊富化に努めた。椛島は、FTAと政府の対応に関する研究を進めており、その研究成果を2007年度に発表することとしている。
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Research Products
(5 results)
