2006 Fiscal Year Annual Research Report
日本と中国におけるりんご産業の棲み分け戦略に関する基礎的調査研究
Project/Area Number |
17402024
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
黄 孝春 弘前大学, 人文学部, 助教授 (10234684)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
四宮 俊之 弘前大学, 人文学部, 教授 (80113801)
CARPENTER Victor L 弘前大学, 人文学部, 教授 (80142909)
神田 健策 弘前大学, 農学生命学部, 教授 (10113705)
荒川 修 弘前大学, 農学生命学部, 教授 (70184265)
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Keywords | りんご産業 / 農産物輸出 / 専用利用権 / WTO |
Research Abstract |
この研究は日本と中国におけるりんご産業の棲み分け戦略に関する基礎的調査であるが、昨年度に引き続き2006年10月に現地調査を行った。主に中国の伝統的産地である遼寧省と山東省を中心にりんごの生産、流通について聞き取り調査すると同時に、大連と青島の両都市でりんごの消費状況について視察した。 それとは別に青森産りんごの中国での販売状況を把握するために2007年1-2月に青島でアンケート調査を実施した。これは地元の業者・片山りんご園の協力をえて百貨店マイカル青島で同社のりんごを購入した顧客を対象に行ったもので貴重な情報を仕入れることができた。 また2006年10月に中国陝西省果業管理局、中国西北農林科学技術大学との共催で日中りんご技術フォーラムを開催した。日本と中国のりんご産業の現状と課題を品種開発、栽培、貯蔵、加工、流通、政策など様々な視点から比較し、交流を図った。 また青森県のりんご関係者(生産者、商人、行政担当者)を呼んで計3回りんごトークを実施し、青森りんご産業が直面している課題を討議した。 研究チームは以上の活動を通してそれぞれの専門領域から与えられた研究課題について分析した。その成果が研究報告書にまとめられているが、研究代表者はそれを踏まえて青森りんご産業が輸出産業として位置付ける必要性を提言し、そして輸出産業として成功するために知的財産権を活用したブランド化戦略の追求が急務であることを指摘した。
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Research Products
(2 results)