2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17402042
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
岩崎 正吾 Tokyo Metropolitan University, 大学院・人文科学研究科, 教授 (30203368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水谷 邦子 芦屋大学, 教育学部, 教授 (50148582)
遠藤 忠 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (10104118)
川野部 敏 星槎大学, 共生科学部, 教授 (60382553)
森岡 修一 大妻女子大学, 文学部, 教授 (30103188)
嶺井 明子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (80209840)
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Keywords | キャリア教育 / 職業指導 / 初級・中級職業教育 / 労働教育 / 若者就業支援 / 分野別準備教育 / 分野別教育 / コペンハーゲン・プロセス / EUとの統一的職業教育空間の形成 |
Research Abstract |
平成19年度前半は、2カ年にわたる海外調査の成果及びこの間に収集した資料や文献の整理と分析を行いながら、10月に開催するキャリア教育に関する国際シンポジウムに向けて準備した。調査した地域の中から、連邦レベルの初級職業教育と中級職業教育の現状と動向及びコペンハーゲン・プロセスへのロシア連邦の加盟ついて詳細な情報を提供してくれた連邦教育発展研究所のエム・ヴェ・ニキーチン氏と地域レベルの普通教育学校の職業指導と初級職業教育及び中級職業教育の現状と動向について詳細な情報を提供してくれたサンクト・ペテルブルク市現職教育アカデミー長のエス・ヴェ・ジョローヴァン氏を招聘した。「ロシア連邦のキャリア教育に関する国際シンポジウム」は予定通り、2007年10月7日に青山学院大学総研ビルにて開催された。ニキーチン氏は、「職業キャリアの管理方法論」というテーマの下に、(1)連邦レベルにおける普通教育学校と初級・中級職業教育機関の継承性の問題、(2)連邦教育・科学省と連邦労働・社会発展省等の省庁との連携におけるキャリア政策及び就職支援への取り組み、(3)コペンハーゲン・プロセスへのロシア連邦の加盟に関するその後の動向について報告した。またジョローヴァン氏は、「人間のための社会的パートナーシップとしての教育」というテーマの下に、(1)地域レベルにおける普通教育学校と初級・中級職業教育機関の職業指導の連携、(2)サンクト・ペテルブルク市教育委員会とその他の所轄庁との連携におけるキャリア政策及び若者政策の実施状況、(3)コペンハーゲン・プロセスへのロシア連邦の加盟に対するサンクトペテルブルク市の見解と取り組みについて報告した。さらに、これらの報告を踏まえて、研究代表者の岩崎が「ロシア連邦のキャリア教育・職業指導の展開と課題」というテーマで、シンポジウムの総括を行った。シンポジウム終了後の平成19年度後半は、最終年度の報告書作成に向けての総括を行い、執筆準備を進めるとともに残された課題等について検討・整理した。
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Research Products
(4 results)