2006 Fiscal Year Annual Research Report
ユーラシア大陸横断磁力計列構築と精密衛星磁場観測に基づく自然電磁環境変動の研究
Project/Area Number |
17403008
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
家森 俊彦 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (40144315)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大志万 直人 京都大学, 防災研究所, 教授 (70185255)
佐納 康治 朝日大学, 経営学部, 講師 (50257531)
竹田 雅彦 京都大学, 大学院理学研究科, 助手 (30236484)
能勢 正仁 京都大学, 大学院理学研究科, 助手 (90333559)
田中 良和 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (00025420)
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Keywords | 地磁気 / 太陽地球系物理 / ユーラシア / 自然電磁環境 / 超高層物理学 |
Research Abstract |
・前年度に引き続き地球内部電磁気的研究に必要とされる絶対値精度にも耐えうる高精度の地磁気観測を行うために、プロトン磁力計を更に1セット購入し、データロガーを作成するとともに、京都大学防災研究所峰山観測室などで試験観測を行った。 ・地磁気脈動の東西伝搬、オーロラ帯に流れ込む沿磁力線電流の刻々の時間変化の推定、Pi2型地磁気脈動のリアルタイム検出等、このネットワークの特徴を生かした宇宙天気・超高層物理学的研究を行った。 ・家森が2006年6月ポーランド・ベルスクで開催されたIAGA地磁気観測ワークショップに赴き、成果を発表するとともに、関係者と打ち合わせを行った。また、7月にはシンガポールで開催されたAOGS年会で、前年度の成果を発表した。 ・当初今年度設置予定であった中国・カシガル観測所については、観測所移転のため、更に1年延期することになった。 ・2007年3月に、グルジア・トビリシに家森と佐納が赴き、トビリシ(ドゥシェティ)観測所にフラックスゲート磁力計とプロトン磁力計を設置し、テスト観測を行った。 ・2007年3月のグルジア・トビリシへの往路、イスタンブール・カンディリ観測所を訪問し、前年度設置した装置に関する問題点の検討などを行った。
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Research Products
(6 results)