2006 Fiscal Year Annual Research Report
仮想機械環境におけるQoS保証のためのCPU時間予約の研究
Project/Area Number |
17500015
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
追川 修一 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 助教授 (00271271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 敦司 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 助教授 (50293139)
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Keywords | オペレーティングシステム / 仮想機械 / QoS / スケジューリング |
Research Abstract |
平成18年度は,仮想機械環境でCPU時間予約を可能にするスケジューリング理論および資源管理フレームワークのプロトタイプを評価し,機能拡張を行った.スケジューリング理論は,仮想機械環境でのCPU時間予約要求を統合することで,仮想機械環境を実行するOSカーネルが十分なCPU時間を仮想機械に与えることができるようにする.仮想機械環境においては,スケジューリングは仮想機械環境を実行するOSカーネルによる仮想機械のスケジューリングと,仮想機械環境内でのタスクスケジューリングに分離されてしまう.従って,それぞれのスケジューリングを分けて考えることができるように,仮想機械における複数のタスクによるCPU時間予約要求を統合し,仮想機械環境を実行するOSカーネルが仮想機械をスケジューリングするパラメータを抽出する.資源管理フレームワークは,スケジューリング理論に基づきCPU時間割り当てを行う.仮想機械環境を実行するOSカーネルに対しては仮想機械のスケジューリングパラメータを与え,仮想機械環境内ではカーネルにより割り当てられたCPU時間が各タスクに再分配することにより,仮想機械環境でのタスクのCPU時間予約要求とそのスケジューリングパラメータとの対応を管理し,CPU時間予約要求が満たされるようにスケジューリングを行う. 平成18年度は,上記のスケジューリング理論とフレームワークを実現するための仮想機械環境の試作も行った.プロトタイプはIntel IA-32プロセッサ上で動作し,オペレーティングシステムとしてLinuxおよびRTOSを実行可能にすることができた.
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Research Products
(1 results)