2007 Fiscal Year Annual Research Report
開発早期におけるソフトウェア機能規模見積に関する研究
Project/Area Number |
17500022
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
楠本 真二 Osaka University, 大学院・情報科学研究科, 教授 (30234438)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡野 浩三 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (70252632)
山口 弘純 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (80314409)
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Keywords | ユースケースポイント / ファンクションポイント / Webアプリケーション / 計測ツール / 実証的ソフトウェア工学 |
Research Abstract |
今年度は主に以下の項目について実施した. 1.ユースケースポィント計測ツールの開発 平成17年度,18年度で検討してきたユースケースモデルからのユースケースポイント計測手法に基づいて計測ツールを開発し,評価実験を行った.ユースケースポイントとは,ユースケースモデル中のアクタとユースケースを,それぞれ3種類の複雑さ(複雑,平均,簡単)に分類し,重みを掛けて総和をとったものである.ユースケースポイント計測ツールを開発し,ある協力企業におけるユースケースモデルから実際にユースケースポイントの計測を行った.更に,専門家による計測結果の比較を行い,自動計測結果の評価と計測ツールの改良を行った. 2.Webアプリケーションのソースコードからのファンクションポイント計測手法の開発 Strutsに基づいて開発されたWebアプリケーションのソースコードからのファンクションポイント計測手法を開発し,その計測ツールを試作した.提案手法では,トランザクションファンクションを画面遷移時に実行されるメソッドを解析することで抽出し,データファンクションはデータベース上のテーブルから抽出する.開発したツールを同一の仕様書から独立して開発された7種類のWebアプリケーションに適用してファンクションポイントを計測し,設計仕様書から得られたファンクションポイントとの比較を行った.比較の結果,ツールが計測した値は熟練者の測定した値に近い値であり,7種類のアプリケーション個々の値も近いものとなっていた.
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Research Products
(3 results)