2005 Fiscal Year Annual Research Report
パターン抽象化と発見によるマルチエージェントプロトコル開発
Project/Area Number |
17500025
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kanagawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
松本 一教 神奈川工科大学, 情報学部, 助教授 (40350673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 尚 神奈川工科大学, 情報学部, 助教授 (90225988)
永井 保夫 東京情報大学, 総合情報学部, 助教授 (30327217)
宮原 哲浩 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (90209932)
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Keywords | エージェント / ソフトウェア工学 / ソフトウェアパターン / ソフトウェア再利用 / データマイニング |
Research Abstract |
本研究課題では,パターン抽象化と発見によるマルチエージェントプロトコル開発に関する研究を行い,本年度は以下に述べる成果を得た.まず,エージェント間のインタラクションの事例やその表現方法について調査した.インタラクションの本質的な部分が一種の木構造で表現できる場合を対象として検討した.そのような場合のインタラクションを抽象化して表現するために,木構造に変数を持たせて表現する方法を適用し検討と実験を行った.この場合の変数をインタラクションに出現する変数ではない項(ターム)に置き換えることで,実際のインタラクションを得ることができる.従って,変数付きの木構造はインタラクションパターンを表現するものとして捉えることができる.このように変数付きの木構造で表現されたインタラクションパターンを,エージェントプロトコル開発において活用する手法の検討を行った.ライブラリに格納したパターンと照合することにより,過去の事例を検索して検証に利用したり,設計時のヒントとして活用したりすることが可能となり,エージェントシステム開発の効率向上に貢献できる,そのための枠組みの設計と検索についての方式設計を行った.インタラクションパターンを作成するためには,過去の事例の活用が現実的である.データマイニング技術の適用によりパターンを自動的に得る方法の検討と実験を行った.XMLなどの半構造データを対象とするデータマイニング手法と類似の方法により,木構造として表現されている大量の事例インタラクションデータから,それらに共通する部分構造を自動的に発見する方法の適用が原理的に可能であることが分かった.
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Research Products
(1 results)